台風2号の接近で、梅雨前線(で良いのかなかな?停滞前線では有るけれど…)が活発になり、日本各地で雨が降っています。


5月最後の日曜日、みなさんのお住まいの地域は如何ですか?


台風2号がもう通過した地域の方もいらっしゃるとは思いますが、みなさん風水害に御気を付けて下さいね。


止水板(防潮板)屋のおじさんは、会社で止水板(防潮板)作りが先程、ひと段落付き、これから止水板(防潮板)の図面作り、工事の見積作り、提案書作りをする予定です。


さて、みなさん、梅雨時期になると、浸水想定区域だと各自治体が浸水対策・ゲリラ豪雨対策として土嚢を配布してますよね。


土嚢や、止水板(防潮板)で、なぜ水の浸水を止められる理由を御存知ですか?


理由は、漏れた水のおかげなのです。


土嚢を積んだ場合、壁や床や土嚢と土嚢の隙間は存在します。


止水板を設置しても、例えば縦に貼ってあるゴムと横に貼ってあるゴムには、ごくわずか段差が出来やすいです。


だけど、浸水被害を止められる理由は何でしょう?


実は、漏れた水が運んできた「砂や土、葉っぱや小枝等」なのです。


最初にわずかな隙間が有ったとしても、その隙間を通過できない「砂や小枝等」が引っかかります。


それだけでは、まだ、水が漏れるのですが、最初の隙間+「砂や小枝等」が有る事によって、最初の隙間より、だんだん隙間自体が小さく(細かく)なり、目詰まり状態になります。


掃除機のフィルターの目が詰まるイメージですよね^-^)v


隙間自体から水は漏れようとするのですが、最終的には非常に細かなゴミが隙間にはまり込み水が止まります。


この理由を分かってしまえば、土嚢積みの時などは、壁面と床面と土嚢の隙間が出来るだけ隅っこの隙間を小さくなるように積めば良いのです。


ブルーシートで土嚢を包む方法も有りますが、あれも、床面付近では左右土嚢の隙間をブルーシートを使う事によって小さくしているから、水の漏れ量が少ないのです。


理由が分かれば、土嚢積みでも、ちょっとした工夫で今までより漏水量が減りますよね。
(左右の土嚢がぴったりくっつくようにチョット押し込んだり、先に積んだ土嚢側に、新しく積んだ土嚢を押しつけたり)


止水板(防潮板)でも同じ事です。


止水パッキンがピッタリ柱や床に、くっついている場所も有りますが、ちょっとした隙間が有ったとしても、土嚢等と比べて、最初から隙間が小さいので、すぐに目詰まりを起こして水が止まるのです。


梅雨の季節に浸水対策・ゲリラ豪雨対策として、土嚢を用意されている地域にお住まいの皆様、御存じだったかもしれませんが、御存知でない方にお知らせするブログ内容だと思って読み飛ばして下さい。


では、また(^_^)ノシ