今回ご紹介するのは、シート式止水板(防潮板)です。


ラフティング(渓流下り)用のボートに使われているゴムシート(耐久性ゴム引布)を使用しています。


止水板(防潮板)屋のおじさんのブログ-N邸_シート
施工後


シート式止水板(防潮板)サイズ4mです。


シート式止水板(防潮板)は、間口の広い所でも1枚のシートで止水します。
巾8mであれば、高さ1.5mまで。巾12mであれば、高さ60cmまで対応可能です。


設置しない時は、床面に埋設した凹型レールの中にゴムシートを収納しておきます。


設置する時は、凹型レールの中に収納してある、中間補助柱・補強バーを取りだして、シート設置面に沿うように止水シート用枠(障子の枠の様な)を組立てます。

この枠で止水シートが水圧でたわみ、止水面が下がる事を防ぎます。


余談ですが、特に車が通る場所に設置した場合、N様邸のシート式止水板を設置する際に一番思い部品は、凹型レールの蓋(厚みは6mm)でした。


この頃、シート式の止水板の種類が増えてきました。
御検討の際には、

①組立に工具が必要なのかどうか?

②漏水量がどれだけなのか?


  をポイントにして下さい。

N様邸に納入したシート式止水板は、組立に工具は必要ありません。また、漏水量が殆ど無い(測定不能)タイプです。


N様邸の駐車場内には、グレーチングと桝が有りました。通常はポンプアップで排水する事が殆どですが、N様邸では、下水管に接続されています。

ゲリラ豪雨等で、雨水用の下水道が満水になってしまうと、下水道からの雨水逆流が考えられたので、止水板(防潮板)設置工事の際に、樹脂製のボール弁も設置しました。

止水板(防潮板)屋のおじさんのブログ-N邸_弁
ボール弁