実家から出たとき
 
「ダブルカセットコンポ」なるものを買った。
 
レコードプレイヤーが上に付いていて
 
カセットが2基、そして、チューナーが付いている一体型の機械。
 
以前の「ステレオコンポ」と同じ機能を持っていて
 
価格も大きさも10分の1。
 
いや、機能は勝っている。
 
「カセットテープからカセットテープ」へと録音できるのだ。
 
と、あらためて説明しなくてもわかるかな?
 
 

小型で重宝した。
 
 
 




レコードの時代は、いつの間にか終わった。
 
世の中には「CD」と言うものが氾濫し始めた。
 
それで次に「CDプレイヤー付きコンポ」を買った。
 
レコードプレイヤーの代わりにCDプレイヤーが付いてる。
 
でも、貧乏でCDなんか買えない。
 
1枚4000円くらいした? と思う。
 
(記憶違いか?)
 
もっぱら、貸しCD屋(ビデオ屋?)で借りてカセットに録音する。
 
片面30分のカセットには曲が入りきらなかったりする。
 
それで、
 
この曲は何分+この曲は何分。
 
全部で29分 「よし。入る」 とか、
 
この曲はいらないから録音しない。 とか、編集する。
 
色々苦労した。
 
入りきらずに途中で切れている曲もあった。
 
 

それを、新型ウォークマンで聞いていた。
 
新型は、弁当箱なんかよりずっと小さい。
 
薄型で、カセットテープのケースより一回り大きいくらいだ。
 
これをスーツの胸ポケットに入れていた。
 
それでも、胸板が非常に厚くなった。
 
さらに、重さがある。
 
左肩が下がった。
 
そして、肩がこった。
 
 


CD時代になった時

なかには、
 
「デジタル録音なんか、アナログのレコードには勝てないよ。
 CDなんかすぐに無くなる」
 
と頑なに「アナログ信者」もいた。
 
聞くと、すごいステレオを持っていて
 
そのための「専用部屋を一室持っている」とのことだった。
 
どうしてるかな~? あの人。
 


つづく