5月で保護活動を
始めてから
11年目に入ります
この10年
犬と猫を合わせて
約3000頭の
子達を見てきました
特に犬を見てきました
色んな犬種
色んな環境から来た子
色んな性格の子達を
見てきました
この中に
噛んで来る子達も
居ました
私の考えですが
噛み方にも色々あり
甘噛み
当て噛み
本気噛み
甘噛みは
子犬から迎えた事が
ある方ならわかると
思いますが
あちこち齧ったり
遊んでと来る時に
歯を当てて遊んで来ます
これはしつけとこの時期を
過ぎれば無くなります
当て噛みは
嫌な所を触られたり
嫌な事をされたりすると
脅しの様に
歯を当てて来る行為
この辺をする子は様子を見ながら
時間で無くなって行く物なのか
これが癖になってる物なのか
見ます
本気噛みは
噛んだ上に振り回す行為
犬にはするけど
人間にはしない子も居ますが
嫌な事をしたら
人間にもする子が居ます
ガーディアンにも
先日のブログで書いた様に居ます
スタッフを噛み入院
40針を縫う大怪我をしました
この子は興奮すると
それが始まります
体も大きく
正直怖かったです
小型犬ですら
噛んで来る子は怖いです
でもお世話はしてあげないと
いけないのでしてました
スタッフやボランティアさん
私達は訓練士では無いので
そこに特化してません
正直それぐらいの事をすれば
私達がその子を処分しないと
いけない選択が出て来ます
私はそれが出来ないので
その子の歯を
全部抜いてもらいました
この子は今も
ガーディアンで
皆んなに可愛がられて
一緒に生活しています
今回保護した柴犬が居ます
保健所に三年居てました
飼育放棄
この子も人を襲って噛みます
その保健所は良いも悪いも
殺処分が無く三年生きてこれました
たまたまガーディアンに来ました
来てから二か月
預かりさんに預かって頂いてましたが
二か月で八回噛みました
それでも預かりさんは
治るんちゃうかと
凄く頑張ってくれてました
連れて来てくれた時も
自分が不甲斐ないと泣いてはりました
でも治るとしても
それまでに大事故になっても
預かりさんもその子も
私達も
悲しみしか残らないので
昨日
全部歯を抜く手術をしてもらいました
歯が無くて
痛いはずやのに
めっちゃ噛んできます
でもこれからは
この子を撫でくり回す事ができます
歯が無ければ怖く無いし
誰かに怪我をさすこともない
お世話もできる
今後も一緒に生きて行きたいと思う
犬生を全うしてあげれる
との想いで
苦渋の選択で全部の歯を
抜歯しました
犬あるあるなのかも
知れませんが
噛む子ほど歯がしっかり綺麗にあります
可哀想 虐待やと
思う方も居てるかもしれませんが
一緒に生活してるのは
私達です
時折ガーディアンにも
噛むので引き取りしてもらえませんか
と飼い主から連絡があります
飼い主が怖いのに
私達はもっと怖いです
訓練すれば治る子も
居てるんやと思います
その訓練は犬だけで無く
その飼い主も一緒に
受けなければ意味は全く無いと
思います
歯を抜く
そんな選択もある事も
考えて欲しい
飼い主が怖がる子達は
保護団体の人間達も怖いです
センターに持ち込みすれば
殆どの子が無条件で殺処分です
こんな目に合わせてしまったけど
謝ってくれる預かりさんが
悪いのではありません
犬を迎えたら
可愛いだけでは育てられません
しっかりその子のリーダーに
なってあげてください
私はこの子と
これから向き合っていきます
名前はてんてんです
この子たちは何も悪くない
この世に産まれてきた『命』が大切にされ
優しさと幸せに包まれますように…
この世界から助けないといけない子たちが
1頭でも減るように...
たくさんの皆様に見て頂けたらと思います
NPO法人 DOG BASEは
神戸市で
保護犬ふれあいカフェ GUARDIAN
を運営し
一頭でも多くの『命』を助け
新しい家族を探し
譲渡する活動を行っています
《必要な物資》