帰りました。
今日は…ちゃんと笑えてたかな。仕事中は笑えていたと思いたい。
ふとした瞬間に、耳に残った声が過る。
休憩入っても終わっても、真っ先に携帯開いてももうメールは来てないのは分かってる。
分かってるのに、落胆して。
部屋に戻って一人になったら、また涙が溢れてきた。
私が弱かったから、一杯傷付けた。
幸せにしてあげたかったのにな。
昨日、PierrotのSEPIAを彼女に向けて歌った。
歌ってる最中、二年半の色々な事が込み上げてきて泣きたかった。
けど、亜紀の誕生日なのに心配させたくなかったし、自分を戒める意味で歌った。
カラオケの後、空元気だったの見抜かれてたら亜紀に申し訳ないな…。
『いつの日かこれで良かったと何気なく思うのだろう』
その日を待ちわびて、歩き出すの。
大丈夫、『私』は強いから。
『綾音さん』は何時もポジティブで元気なの。
そう、だから大丈夫。
一杯のごめんねと、それ以上のありがとうを。
…来世で待ってる。