大阪松竹座 七月大歌舞伎
関西・歌舞伎を愛する会 第三十二回
2024-07
夏のお楽しみ…夜の部へ🎶
3度目の正直😅
顔見世とヤマトタケルは
身体不調で行けなくて
一年ぶりの歌舞伎…
仁左衛門さまの
いがみの権太を楽しみに😍
萬壽/時蔵/梅枝さん 3代襲名
おめでとうございます🎉㊗️🎉
*義経千本桜
(よしつねせんぼんざくら)
木の実/小金吾討死/すし屋
いがみの権太 仁左衛門
弥助 実は
三位中将維盛 時蔵改め萬壽
若葉の内侍 孝太郎
主馬小金吾 歌昇
お里 壱太郎
権太女房小せん 吉弥
梶原平三景時 彌十郎
鮓屋弥左衛門 歌六
歌舞伎美人あらすじ抜粋:
義太夫狂言の名作。
「木の実・小金吾討死」
平維盛の妻、若葉の内侍と
嫡子の六代君は、
家来の小金吾を連れ
平維盛の行方を捜すが
「いがみの権太」と呼ばれる小悪党が現れ、
小金吾に因縁をつけて金を巻き上げる。
その直後、小金吾は追手の猪熊大之進らに囲まれ、
内侍たちは落ち延びるが
小金吾は討死。
そこへ偶然通りかかった権太の父、弥左衛門は思案の後…
小金吾の首を切り落とし
持ち帰る。
「すし屋」
すし屋を営む弥左衛門は、維盛を奉公人の弥助として匿っている。
素行の悪さで家を勘当された
ならず息子の権太は、
褒美の金欲しさに父の
弥左衛門を裏切り、詮議に来た
鎌倉方の梶原景時に維盛の首と
その妻子を突き出す。
息子の愚かな所業に対し、怒りに震えた弥左衛門は
思わず権太を刀で刺すが
権太の口からは意外な真相が
明かされていく…。
『義経千本桜』の三段目。
仁左衛門さまの時は必ず
木の実 が上演されるから
大好き❤
母が 疎開していた田舎で
外で 床几 に座って夕涼みした。
と最近何回も言う。
イメージ出来なかったけど…
木の実の 茶店の場面で
小金吾達が腰掛けた木の椅子を
「しょうぎ」と言ったのを聴いて
やっとその言葉と椅子が
繋がった❣️
縁側などで使う数人が
腰掛けられる横長のイスを
「床几〜しょうぎ」
またひとつ勉強になりました😊
今回迷って三階席にしたのは…
前回は観られなかった
小金吾討死の縄目の場面が
上から観たかったから😊
縄の上に乗ってまわるのが
すごくきれいだった😍
歌昇さんの小金吾は
涙を誘われすごく良かった❣️
関西で 言われる ごんた は
この歌舞伎 すし屋の
いがみの権太 が語源です👍🏻
6年ぶりの権太…
仁左衛門さま 70代後半でも
めっちゃカッコいい😍
としか言いようがない😍
肉眼でも近いけど 双眼鏡で
仁左衛門さまをずっと
ロックオン❣️
最後まで涙で観続ける…
木の実の喧嘩しながらも
貧しく仲良い親子を観たから…
すし屋 の悲劇がより増す…
梶原は維盛を最初から
助けるつもりだったのに…
権太を利用した。
悪人の権太は 実は善人で…
妻子を身代わりに差し出す辛さ悲しさ…
下々の一般の人たちが
心を砕き悲しい犠牲になる…
権太の無駄死にが悔しい…
なんとも言えない
悲しい結末に今回も泣く。
梶原平三は 鎌倉殿の13人で
名を挙げた坂東彌十郎さん❣️
壱太郎さんのお里も
可愛いらしかった💕
時蔵改め萬壽さんも
前と同じで品良く素敵😍
2時間半の大作は
今回も深い…深い名作でした💕
音声ガイドは
木の実/小金吾討死は
飯村絵理子さん
すし屋は
大好きな 髙木秀樹さん。
わかり易い解説が
今宵も素晴らしかった💕
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
*汐汲(しおくみ)
蜑女苅藻 扇雀
此兵衛 萬太郎
歌舞伎美人あらすじ抜粋:
須磨の浜辺にやって来た
蜑女(あま)の苅藻(みるめ)は、
汐汲桶に映る月影に 会えない
恋人へ思いを馳せて舞うと
苅藻に思いを寄せる
漁師の 此兵衛 が現れるが
苅藻は此兵衛をあしらい去っていく。
須磨に流された在原行平が
松風と村雨という蜑女の姉妹と
恋仲となった伝説に基づく能の「松風」を題材とした、
格調高い華やかな舞踊。
萬壽さんの次男の萬太郎さん
此兵衛の勢いある姿が良い👍🏻
萬屋の方がたくさん観られて
うれしい☺️
扇雀さんの衣装もすごく
美しかった😍
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
六代目中村時蔵 襲名披露狂言
近松門左衛門 作
*八重桐廓噺(やえぎりくるわばなし)
荻野屋八重桐 梅枝改め時蔵
煙草屋源七 実は
坂田蔵人時行 菊之助
腰元お歌 萬太郎
沢瀉姫 壱太郎
白菊 孝太郎
太田十郎 鴈治郎
歌舞伎美人あらすじ抜粋:
かつて傾城で 今は
傾城の恋文代筆をしている
荻野屋八重桐は、
館の前で行方知れずの夫、坂田蔵人時行の歌を耳にする。
誰か確かめるため館に入ると
煙草屋姿の夫、時行を見つける。
八重桐は澤瀉姫に乞われるまま、
時行にあてつけるように
廓での痴話喧嘩の様子を語る。
親の敵討ちのため家を出た と
明かす時行に、八重桐は
敵は時行の妹が討ったと
伝えると これを恥じた時行が
申し訳のため切腹。
その魂が八重桐の体内に宿り…。
新時蔵が八重桐を勤める
近松門左衛門の義太夫狂言
襲名に相応しい豪華な配役💕
立ち回りが多くて華やか💕
新時蔵さんは かなり前に
拝見した時よりも お父さまの
萬壽さんにそっくり❣️
すごく良かった🌈
これから益々のご活躍が
楽しみです。
萬太郎さんは汐汲の雄々しい
役から変わって女役😍
六代目 中村 時蔵さんと
中村 萬太郎 兄弟を
一緒に観られて贅沢❣️
次はガッツリしたお芝居観たいです😊
なんば周辺は
インバウンドの人達が
めちゃくちゃ多くて…
終演後も ここは何処の国❓
と思うほど…😅
電車もパスでタッチして
使いこなしてる😵💫
帰りのなんば駅は満員で
電車も乗れなくて見送り😵💫
三ノ宮に帰ってきて
ホッとしました😊
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おわり