
「Speccy」は、ハードウェア情報を手軽かつ詳細に確認できるソフト。64bit版を含むWindows 98からVista/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
ハードウェア情報を調べるソフトを選ぶ際に重要なポイントは、情報量の豊富さと、その情報をわかりやすく表示するUIだろう。しかし、こ の手のソフトはパソコン上級者が主に使うため、玄人うけする無骨なUIが多い。実際、定番ソフトの1つである「CPU-Z」も、今風のUIを備えていると は決して言えない。
そこでオススメする「Speccy」は、詳細なハードウェア情報をポップなUIで見やすく表示してくれる。閲覧できる情報の種類は 「CPU-Z」にも勝るほど充実しており、CPU、メモリ、マザーボード、ビデオカード、ハードドライブ、光学ドライブ、オーディオ、周辺機器、ネット ワークの9種類に分かれている。
たとえばCPUでは、プロセッサー・ナンバーやコードネームに始まり、ソケット、製造プロセス、ステッピング、対応命令セットなどを確認
できる上、コアごとの各種動作周波数と温度をグラフと数値でリアルタイム表示してれる。また、メモリに関しては「CPU-Z」よりもはるかに情報量が豊富
で、製造メーカーなどもスロットごとにわかるほか、ビデオカードでは「GPU-Z」に匹敵する情報量がある。
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「Speccy」 は、シンプルで使いやすいハードウェアインフォメーションツールです。
現在パソコンに接続されているハードウェアのスペック等を、具体的かつ明快 に一覧表示してくれるという
調査系のソフトです。
システム全体のサマリー (要約) を簡単に確認できるのはもちろん、ハードウェアごとの詳細情報を
事細かに確認することもでき、またハードウェアの温度も確認できるようになっています。
表示された情報は、クリップボードにコピーしたり、TXT / XML、独自の “ スナップショットファイル ” に
保存しておけるようになっていたりします。
( “ スナップショット ” とは言っても、今の “ 情報 ” を保存するだけの機能)
この 「Speccy」 で実際に確認できるハードウェア情報には、以下のようなものがあります。
ポータブル版を使う場合、最初にメニューバー上の 「View」 から 「Options」 開き、「Language」 欄で
「Japanese」 を選択しておいて下さい。
- 要約
各ハードウェアのモデル名&温度 - オペレーティング システム
OS のバージョン、インストール日時、シリアル番号、その他システムの状態 - CPU
コア / スレッド 数、名称、コードネーム、ソケットのタイプ、プロセスルール、ステッピング、
リビジョン、対応している拡張命令、バス速度、コア速度、温度、キャッシュサイズ 等 - メモリ
総メモリスロット数 / 使用スロット数 / 空きスロット数、形式 (規格)、サイズ、チャンネル、周波数、
CAS レイテンシ、RAS to CAS ディレイ、RAS プリチャージ、サイクルタイム、コマンドレート 等 - マザーボード
製造元、モデル名、チップセットのモデル / リビジョン、BIOS 情報 等 - グラフィック (モニタ / ビデオカード)
モニタ名、GPU 名、ダイサイズ、リリース日時、対応しているDirectX / Shader Model / OpenGL、
コアクロック、メモリクロック、ドライバー、温度、コア電圧、ROP 数、シェーダ数、バス幅 等々 - HDD (ハードディスク)
製造元、モデル名、回転数 (rpm)、規格、総容量、実サイズ、S.M.A.R.T 情報 (温度含) 等。 - 光学ドライブ
- オーディオ (サウンドカード / オーディオデバイス)
再生デバイス、録音デバイス - 周辺機器
キーボード、マウス、USB ドライブ 等 - ネットワーク
ネットワークアダプタ名、IP アドレス (プライベート / パブリック)、HTTP 情報等
尚、任意の情報をドラッグして “ 「Ctrl」 + 「C」 ” を押すと、選択項目をコピーできたりもします。
(右クリック → 「クリップボードにコピー」 でも同じ)
ちなみに、メニューバー上の 「ファイル」 →
- 「スナップショットの保存」※1
- 「テキストファイルで保存」
- 「XML で保存」
※1 独自の 「.speccy」 形式で保存される。
保存したスナップショットを 「ファイル」 → 「スナップショットの読込」 から読み込むと、保存時の情報が
「Speccy」 で表示される。
加えて、「ファイル」 → 「スナップショットの発行」 から、現在の情報を piriform のサーバーにアップロード
することもできたりします。