http://www.cancerchannel.jp/ustream/20110717cancer
田原総一朗さんが司会の「これでいいのか?!日本のがん医療」
今日はテスト期間中なので会場には行きませんでしたが、Ustreamで拝見しました。
医師側やその他関係者の目線というのも少しは理解できたと思うので良かったと思います。
なにかしら結論がでたわけではありませんが、元々2時間で出るような結論だったらこんなにも問題は鳴っていないわけですし、多方面の問題提起がなされたのはとても良いことであると思います。
ただ、患者側の目線というか、実際に患者側として政府や厚労省に働きかけている人の目線というのももっと欲しかったなぁと思います。
まぁ今回だけではないし、今回は今回でとても良いものだと思います。
医療制度を変えるにしても、変えるのはそこだけでいいんじゃなくて社会保障、さらには税など、どんどん広がっていっちゃうんですよね。
だからといって何もしないわけにはいきませんが、他の兼ね合いも考えながら慎重にやらなければならない。
メリットがあればなにかデメリットがある。そのデメリットを最小限に抑えるためにどうすればいいのか。
今日の発言にも「間に合わせ」という言葉が出ていましたが、あれがいい、これがいいと他との関連を考えないでとりあえず今をしのぐための「間に合わせ」では今までの繰り返しです。
間に合わせにも良いところもありますが、使い方によってはとんでもないことにもなりえる。
だからといって今一刻を争うような患者さんも多くいるわけで、今の議論の加速が十分であるかというと全くそうではない。
今日の結論としても一つ出てたとは思いますが、もっと患者さんが出てこなければいけないと感じました。
がんというのはもちろん辛いことで、今治療を受けている人が無理に出てこなければいけないというわけではありません。
僕らのようながんを克服した人がもっと出ていかなければいけないと思う。
いくらがんが国民の1/2がかかるといえど、まだまだ経験者は少数派であるから、その分声を挙げて目立たないと見てくれないはずである。
がんを克服したけど、忘れたい気持ちもわからないことはない。でも、結局自分を守るのは自分なんだと思います。
しかし、まだまだ日本の社会のがんに対するイメージが、経験者が立ち上がれる状況にはないのは確かです。
もっと声を増やすには、このイメージ自体を変える必要があると思います。
がんは自分たちに関係のないものではない。でも、がんは治る可能性があるもので、それを高めるのは自分たちかもしれない。と。
そのためにも、今後もより一層活動をがんばっていきたいと思います。