○ブログ『島原半島』に引き続き、ブログ『雲仙普賢岳』を書こうと、インターネット検索していたら、『雲仙とは』と言う優れもののページがヒットした。これはなかなか参考になる。それで、ブログ『雲仙普賢岳』の前に『雲仙とは』を案内しておきたい。

○そのページが、次になる。

　　　　　　雲仙とは

　　　　　　生きる力がよみがえる

　　　　　　雲の上の避暑地へ

　　○神々が宿る山、修験道、火山の恵みである温泉、
　　そして四季折々の植物･･･。

　　○この自然豊かな雲仙を訪れた外国人は、
　　「避暑地」という新しい過ごし方を生み出しました。
　　○地球の鼓動のように、大地からふつふつと湧き出る温泉で体を癒し、
　　心地よい鳥の声で目覚める朝。
　　○雲仙温泉は、訪れる旅人に、生きる力をよみがえらせてきたのです。
　　○これまでも、これからも。
　　○私たちは豊かな雲仙を守り、新しい雲仙に挑み続けます。

　　　　　　ようこそ日本最初の国立公園へ

長崎県南部、島原半島の中心にそびえる「雲仙岳」

『三峰五岳の雲仙岳』とは普賢岳、国見岳、妙見岳、絹笠岳、高岩岳、野岳、矢岳、九千部岳。この8つのやまやまを総称して雲仙岳と呼んでいます。雲仙は自然がたっぷりと生きています。

雲仙は昭和2年に日本新八景山岳の部で1位になり、昭和9年にはわが国で最初の国立公園に指定されました。昔から自然が大切に守られてきた雲仙は、自然の大図鑑。野鳥や高原植物の宝庫です。

　　　　　　雲仙で感じる四季の移ろい

春はミヤマキリシマ（別名：雲仙ツツジ）が山肌をピンクに染め、みずみずしい若葉が初夏の青葉に変わるとさわやかな夏の訪れです。山中が赤やオレンジ色にそまる紅葉の秋が訪れ、冬を迎えると木々は霧氷でクリスタルに変身します。

　　　　　　硫黄の匂いと水蒸気漂う雲仙地獄

雲仙地獄は江戸時代にはキリシタン殉教の舞台となったところ。大叫喚、お糸、清七など30あまりの地獄があり、噴気孔から真っ白い水蒸気がもくもくと噴き上がり、生きる地球のパワーを直接感じることができます。

　　　　　　湯けむりに包まれて
　　　　　　心まで ”湯ったり”

明治の頃に外国人の避暑地として開かれた国際的な観光地でもある雲仙温泉。

その温泉街は古湯・新湯・小地獄の3つに分かれ、雲仙地獄の湯けむりが漂う街並みに旅館街がゆったりとつづいています。

　　雲仙とは - 雲仙観光局 (unzen.org)

○なかなかこういうふうにきれいにまとめることはできない。『雲仙とは』何か。それを案内するのに、これ以上のものは無理である。雲仙がどういうところであるか。それを端的に案内する記事である。

○島原が島原半島の東海岸を主に案内する地名であるのに対し、雲仙は、もともと島原半島中心部の地名である。したがって、どちらかと言うと、島原よりは雲仙の方が島原半島全体を案内するには相応しい地名である。ただ、全体は、島原半島と呼び称するから、複雑である。

○その証拠に、現在、島原半島の行政区分は、北西部が雲仙市（人口約4万人）、東側が島原市（人口約4万２千人）、南部が南島原市（人口約約4万人）と、きれいに三等分されている。その真ん中が雲仙と言うわけである。

○ウイキペディアフリー百科事典の雲仙市項目に、次のように載せる。

　　　　　　雲仙市

雲仙市（うんぜんし）は、長崎県の島原半島西部に位置する市。雲仙の地名は、西暦701年に行基がこの地に開山したとされる「温泉山満明寺」の山号が元となっている。この「温泉」が、かつては「うんぜん」と読まれていたことに由来する。

　　雲仙市 - Wikipedia

○雲仙市が雲仙市を名乗るには、当然、意味がある。それは雲仙地名起源とされる小浜町雲仙はそっくりそのまま雲仙市となっているからである。もともと島原半島のシンボルマークでもあった雲仙普賢岳も山頂は雲仙市のものである。

○余所者の勝手な推測だが、雲仙市は佐賀県や長崎県との結び付きが強いように感じる。それに対して、島原市は熊本県と関係が深い。それに対して、南島原市は天草との関係性が大きいように感じた。何の根拠も無い話で、単なる印象に過ぎない。

○ちなみに、明治の始めころ、島原半島は全域が南高来郡で、三十あまりの町村に分かれていた。

　　①島原町　　②島原村　　③湊町　　④湯江村　　⑤大野村　　⑥三之沢村　　⑦東空閑村

　　⑧三会村　　⑨杉谷村　　⑩安徳村　　⑪中木場村　　（現在の島原市）

　　①多比良村　　②土黒村　　③神代村　　④西郷村　　⑤伊古村　　⑥伊福村　　⑦古部村

　　⑧守山村　　⑨三室村　　⑩山田村　　⑪愛津村　　⑫野井村　　⑬千々石村　　⑭小浜村

　　⑮北串山村　　⑯南串山村　　（現在の雲仙市）

　　①深江村　　②布津村　　③堂埼村　　④東有家村　　⑤西有家村　　⑥北有馬村

　　⑦南有馬村　　⑧加津佐村　　⑨口之津村　　（現在の南島原市）