○2023年3月6日、宇土半島から天草五橋の一番、天門橋を渡って、いよいよ目的の大矢野島到着である。いつもは通過するばかりで、一度も立ち寄ったことが無い。今回の天草訪問の旅では、その大矢野島周遊が目的だった。

○大矢野島で、最初に訪れたのが鬼島だった。鬼島は以前から気になって仕方が無かった。その島を目のあたりにして、感動した。肝心の鬼島は、何とも小さい小島だった。交通手段が無いから、島へ渡ることもできない。聞いた話では、干潮時には歩いて渡れるらしい。島には社があると言う。

○鬼島見学後、次に向かったのが維和島である。大矢野島の東側に存在する大きな島である。維和島の北側には、先ほど訪れた戸馳島が存在する。この辺りで最も大きい島が大矢野島で、次が維和島、三番目が戸馳島になる。

○戸馳島は宇土半島と橋で繫がっていたが、維和島も大矢野島と橋で繫がっている。もっとも、橋は、東大維橋と西大維橋の二つの橋になる。大矢野島から行くと、西大維橋、東大維橋と渡ることになる。間には、野牛島と言う小さな島が存在する。

○今回、西大維橋と東大維橋を渡って維和島へ行ったが、西大維橋と東大維橋が全然別物の橋の形状をしていて、驚いた。こういうふうに、橋の形状を自覚することなど、まず無い。それが珍しかった。

○インターネットで検索したら、次のページがヒットした。

　　　　　　西大維橋

　大矢野島と維和島（いわじま）へは２つの橋が連なって架かっています。西大維橋と東大維橋です。この西大維橋は大矢野島と維和島手前の野牛島に架かる橋です。
この橋は海面から橋までの高さが、そんなに高くないので漁船程度しか通過できないようだ。大きな船は東大維橋を通るのだろう。維和島は明治３８年（1905年）に全国で初めてクルマエビの養殖が行われた島です。このクルマエビは今も町特産となっており養殖が盛んです。

■ 西大維橋
・形式：２連鋼ランガー桁
・橋長：238.0ｍ
・完成：1974年

　　西大維橋（熊本県上天草市） (yado.co.jp)

　　　　　　東大維橋

大矢野島と維和島（いわじま）へは２つの橋が連なって架かっています。維和島（いわじま）へ渡るとき、最初に西大維橋が現われ、つぎに東大維橋が現われます。この橋は維和島手前の野牛島と維和島に架かっており、周辺は小島が連なる風光明媚な場所です。
　維和島は明治３８年（1905年）に全国で初めてクルマエビの養殖が行われた島です。このクルマエビは今でも町特産となっており養殖が盛んです。

■ 東大維橋
・形式：鋼吊橋
・橋長：380.0ｍ

　　東大維橋（熊本県上天草市） (yado.co.jp)

○つまり、西大維橋は２連鋼ランガー桁で、東大維橋は鋼吊橋で、橋の形状がまるで違う。こんなにも橋にはいろいろと違いあるのに、感心した。そんなことは考えたことも無かった。

○ある意味、天草五橋も、そういう違いがあるに違いない。今度通る時は、そういうふうに見てみたい。