○2023年3月19日は、久留米のエンナンホテルで目覚めた。今日は、熊本県長洲港へ行き、有明フェリーで島原の多比良港へ渡り、島原半島を縦断し、口之津港から島鉄フェリーで天草、鬼池港に渡り、さらに天草下島を縦断して、牛深港から三和フェリーで長島、蔵之元港へ渡って帰ろうと言う、壮大な旅行の予定だった。
○インターネットで検索したら久留米から長洲港までは、48,64㎞、1時間27分と出た。有明フェリーは、
6:00 7:00 8:00 8:55 9:50 10:45 11:40 12:40
とあった。できれば、8:55の便に乗りたい。少し余裕を持って7時20分前にホテルを出た。
○ルートは津福バイパスから国道389号線をひたすら南下すると言うものだった。順調に走れば、8時40分ころには長洲港到着の予定である。道は空いている感じだったから、予定通りに往けるものと確信していた。
○実際、長洲港到着は8時45分だった。船が出るのは8時55分だから、何とか間に合ったと喜んだ。ところが、切符売り場で、おじさんが「今日は日曜日で、車が非常に多いんですよ。乗れるかどうか分かりません。取り敢えず、乗船整理券を出しますから、このまま進んで下さい」とおっしゃった。
○乗船整理券には440番とあった。何だか不吉な予感が走った。そのまま進んで、並んでいたら、私の前の439番までが乗船できて、私は駄目だった。この差は、何とも大きい。結局、9:50の便まで、1時間待ちとなってしまった。
○この日が日曜日なのが原因だった。家族連れが大挙して押し掛け、船は超満員状態だった。それは9:50の便に乗って判った。この有明フェリーは子供連れに、超人気の航路であることを初めて知った次第である。
○それはカモメとの交流にあった。屋上デッキには多くの家族連れが参集していた。目的はカモメに餌遣りをすると言うものだった。これが楽しみで、大勢の観光客が有明フェリーを訪れているみたいだった。また、それが何とも愉快である。見ているだけで楽しい。
○有明フェリーのホームページは、次の通り。
有明フェリー
このたびは、有明フェリーをご利用いただきまして誠にありがとうございます。
有明フェリーは有明海沿岸の長崎県雲仙市国見町の多比良(たいら)港と熊本県玉名郡長洲町の長洲(ながす)港を約45分の航路で結び、有明海は干満差が日本一大きい海で知られております。
長崎・熊本の旅のひとときを有明海の爽やかな潮風にふかれながら、快適な船旅をお楽しみください。
長崎と熊本を45分で結ぶ最短コース|有明フェリー (ariake-ferry.com)
○ウイキペディアフリー百科事典が案内する有明フェリーは、次の通り。
有明フェリー
・有明フェリー(ありあけフェリー)は、有明海自動車航送船組合が運航するフェリーであり、1993年(平成5年)4月以降、一般国道389号の海上区間を結んでいる。
・航路 : 869-0123の長洲港 - 859-1311の多比良耕(14km)
・便数 : 午前6時 - 午後8時までの間、通常期(Aダイヤ)に19便、オフ期(Bダイヤ)に16便〔2022年(令和4年)3月時点〕
・所要時間(片道) : 約45分
・運賃(旅客・片道) : 大人450円、こども(小学生以下)230円。
・利用状況
長崎自動車道、九州自動車道から離れている島原半島の住民にとっては、福岡・本州方面への重要な足の一つとなっている。有明海の北側の比較的穏やかな内海を航行するフェリーということもあり、高い就航率を誇っている。