劉禹錫：金陵五題
石頭城
山圍故國周遭在
潮打空城寂寞回
淮水東邊舊時月
夜深還過女牆來
烏衣巷
朱雀橋邊野草花
烏衣巷口夕陽斜
舊時王謝堂前燕
飛入尋常百姓家
台城
台城六代競豪華
結綺臨春事最奢
萬戶千門成野草
只緣一曲後庭花
生公講堂
生公說法鬼神聽
身後空堂夜不扃
高坐寂寥塵漠漠
一方明月可中庭
江令宅
南朝詞臣北朝客
歸來唯見秦淮碧
池台竹樹三畝餘
至今人道江家宅
○今回案内する詩は、劉禹錫の「石頭城」詩で、『金陵五題』詩の冒頭を飾る詩である。
【原文】
石頭城
劉禹錫
山圍故國周遭在
潮打空城寂寞回
淮水東邊舊時月
夜深還過女牆來
【書き下し文】
石頭城
劉禹錫
山は故国を囲み、周遭して在り、
潮は空城を打ち、寂寞として回る。
淮水東辺、旧時の月、
夜深く還た女牆を過ぎて来たる。
【我が儘勝手な私訳】
六朝時代の昔と同じように、山々は今なお古都金陵を取り囲むように存在し、
長江の荒波は人気のない古都金陵の城壁に勢いよくぶつかっては、寂しげに流れていく。
古都金陵の南を流れる秦淮河の川上は金陵の東にあって、そこから出る昔と変わらない月は、
夜が深くなると、次第に女牆を越えて、古都金陵の城内を照らし始めるのだ。
○石頭城とは、南京西南部に位置する石頭山のことであり、また、南京の別称ともなっている。楚威王七年（前333年）からの遺跡である。秦淮河が長江に注ぎ込むところでもある。
○唐代、金陵は随分荒れ果てていた。そういう古都金陵の荒廃を嘆くのが劉禹錫「石頭城」詩である。この後、古都金陵は、南唐や明代に再び都となり、その栄華を回復する。
○中国の検索エンジン百度『百度百科』が案内する「石頭城」は、次の通り。
石头城（南京的别称）
石头城是六朝古都南京的一处六朝时期的著名遗迹，遗址位于现清凉山一带。南京的别称“石头城”
就来自于这。
【名称由来】
石头城被称为石城，广义上它是如今南京的别称，狭义上它是指南京老城城西的石头山石头城。孙权
在石头山修建了石头城，用它作为保护东吴京师建业的资本；预备军事石材，石材基地多建造了烽火台，
在军事上，用来立即发出报警信号。后来，晋将军王濬率水军进攻东吴，东吴造铁链横江中，晋军烧断
铁链。导致石头城失守，不得人心的国王孙皓赶紧投降。刘禹锡有诗咏此事：“王濬楼船下益州，金陵
王气黯然收。”
后来，长江已逐渐西迁，并在石头城的河流泥沙的沉积，变得平坦。石头城不再是这么危险。朱园建
设天府石头城市为天府市的一部分。石头山如今是凉爽的山区。这是在西方的河，是一条河天然石材的
影响。建造石头城，天然石材是城市的墙的一部分。
http://baike.baidu.com/link?url=iM-AbVRvZVjuvHNl0UXeXsGW5XdGIfFdX0a67phMvh7bcZyFULbxWajG61gEQcFuFt7mQVLtcV0D4zM1JH0Hzk_MEpyTAKzmCeLFcz8zecmfKHy_rE7eThtGGvuvFidO
○また、『百度百科』は、別に、劉禹錫「石頭城」詩についても、詳しく載せている。
石头城（刘禹锡诗作）
《石头城》是刘禹锡组诗《金陵五题》的第一首，全诗着眼于石头城周围的地理环境，在群山、江潮、
淮水和月色中凸显古城的荒凉和寂寞，格调莽苍，境界阔大，感慨深沉，历来备受赞誉。
刘禹锡写作这首诗时，大唐帝国已日趋衰败。朝廷里大臣相互排挤；地方上藩镇割据势力又有所抬头。
所以，这首诗并不只是发思古之幽情，诗人感慨深沈， 实寓有引古惜兴亡之意，希望君主能以前车之
覆为鉴。
这首诗独辟蹊径，避开了和金陵、六朝有关的所有史实，将感情线编织在貌似无关的周边景物中，以
一种内在的对比结构暗连出六朝古都昔日的繁华和今日的荒凉，虚实相生，极富张力。
http://baike.baidu.com/subview/83735/5072555.htm#viewPageContent
○石頭城は、現在、南京市鼓楼区に石頭城景区、清涼山景区として存在する。今回は時間が無く、訪問出来なかった。