南京:玄武湖 | 古代文化研究所

古代文化研究所

古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

○玄武湖は、古南京の北に存在する湖である。だから、玄武湖と言う。古名は桑泊とか、後湖、秣陵湖、昆明湖などと称されていたらしい。日本のウィキペディアフリー百科事典には、玄武湖公園の項目があって、次のように案内する。

      玄武湖公園
   玄武湖公園(げんぶここうえん)は中華人民共和国江蘇省南京市に位置する公園。中華民国の時代
  は五州公園と称され、中華人民共和国成立後に現在の玄武湖公園と改名された。
   玄武湖は南京市内の北東に位置し南京駅の目の前にある。南朝年間に湖より黒龍が現れたという伝
  説が残り宋、斉の王朝や呉の孫権が玄武湖で水軍の訓練を行った。六朝以前は秣陵湖、昆明湖、後湖
  等と呼ばれ古代中国では帝王大臣たちの園林であった。明代のころは宮廷の禁苑で、全国の戸籍簿を
  蔵する「黄冊庫」があった。中国歴代(東晋から清)の有名な文人である郭璞、蕭統、李煜、韋荘、
  杜牧、劉禹錫、李商隠、李白、欧陽脩、王安石、曹雪芹らも玄武湖で詩を詠んだとされている。玄武
  湖の水源は東に位置する紫金山を水源としており、その水は玄武湖から鶏鳴寺の付近より南京城内の
  秦淮河へ流れ込み、さらに長江へと流れ込む。湖には環州、桜州、菱州、梁州、翠州の5つの島が浮
  かぶ。現在は周囲約15kmの広々とした湖が広がる公園で観光地となり南京市民の憩いの場にもなって
  いる。玄武湖周辺は九華山公園、鶏鳴寺、台城、白馬公園がある。
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%84%E6%AD%A6%E6%B9%96%E5%85%AC%E5%9C%92

○中国の検索エンジン百度『百度百科』が案内する玄武湖は、次の通り。

      玄武湖
   玄武湖古名桑泊、后湖,已有一千五百多年的历史。六朝时期为皇家园林,明朝时为黄册库,系皇家
  禁地,清朝时期辟为公园。
   玄武湖位于南京市城中,是紫金山脚下的国家级风景区,中国最大的皇家园林湖泊,当代仅存的江南
  皇家园林,江南三大名湖之一,是江南最大的城内公园,被誉为“金陵明珠”。巍峨的明城墙,秀美的
  九华山,古色古香的鸡鸣寺环抱在右。
   玄武湖方圆近五里,分作五洲(环洲、樱洲、菱洲、梁洲、翠洲),洲洲堤桥相通,浑然一体,处处
  有山有水,山异,终年景色如画。湖内养鱼,并种植荷花,夏秋两季,水面一片碧绿,粉红色荷花掩映
  其中,满湖清香,景色迷人。
   环湖有玄武晨曦、北湖艺坊、玄圃、玄武烟柳、武庙古闸、明城探幽、古阅武台等众多景点。玄武湖
  为风景园林,亦为文化胜地,许多文人骚客都曾在此留下身影诗篇,如萧统、李煜、韦庄、杜牧、刘禹
  锡、李商隐、李白、欧阳修、王安石、曹雪芹、郭沫若等。“钱塘莫美于西湖;金陵莫美于后湖。”北
  宋文学家欧阳修曾如此赞誉玄武湖。
    中文名称:玄武湖   外文名称:Xuanwu Lake  别名:桑泊、北湖、后湖、练武湖等
    所属地区:中国南京   地理位置:玄武区紫金山脚下
    著名景点:环洲、樱洲、菱洲、梁州、翠洲、玄圃、台城、鸡鸣寺、九华山等
    景区面积:502公顷(含情侣园30公顷)   景区等级:国家AAAA级旅游景区
    水域面积:378公顷(含情侣园10公顷)   陆地面积:124公顷(含情侣园20公顷)
    湖岸周长:约15公里
  http://baike.baidu.com/link?url=RXGJW77EBS_CJfopYWeCmWeMwY_pMm5LilaIjOwFwTjWsG9yja3dgapw2DNkqEsy#7

○別に、『百度百科』には、玄武湖公园項目も載せる。

      玄武湖公园
   玄武湖公园是指由位于南京市玄武区的自然湖泊玄武湖为主体构成的城市公园,包含湖泊中的五个岛
  屿以及连接岛屿和城市道路的湖堤,她的边界是沿湖西边、湖南边的南京明城墙,东边的边界是环湖路。
  玄武湖南北长2.8公里东西长1.9公里。玄武湖内养鱼,并种植荷花,养殖相应的水生和陆生植物。
   玄武湖古名桑泊,至今已有一千五百多年的历史,中国最大的皇家园林湖泊,当代仅存的江南皇家园
  林,中国主要的观赏性淡水湖泊之一,江南三大名湖之一,是江南最大的城内公园,被誉为“金陵明珠”。
  巍峨的明城墙,秀美的九华山,古色古香的鸡鸣寺环抱其右。六朝时期为皇家园林,明朝时为黄册库,
  系皇家禁地,清代宣统元年(1909年)两江总督上奏辟为官办城市公园,时称五洲公园。
  http://baike.baidu.com/link?url=cWRb2AlZGeG-CHXnN9kAqUpPH-NK9ej76vIv5J0lcjWFdExZOqvx3zxlTXL6FmW-

●南京の玄武湖を訪れたのは、2013年10月17日の朝であった。最初に鶏鳴寺へ参詣し、それから南京台城へと向かった。その南京台城の玄武湖公園解放門をくぐると、玄武湖公園である。

●入るとすぐに、玄武湖案内板があって、中国語と英語と日本語の説明があった。

      玄武湖
   玄武湖は秣陵湖、昆明湖、北湖、後湖とも呼ばれ、中国における最大な皇室の湖、園であり、その
  東・北・南はそれぞれ鐘山、紅山、九華山に接し、独特な自然風景と濃厚な歴史文化に恵まれ、国家
  クラスの風致地である鐘山景勝地の重要な一部となり、国家4Aクラスの景勝地であり、総面積は5
  30ヘクタール、その中の湖の部分は368ヘクタールである。
   玄武湖は環湖や五つの洲からなる。その中、環湖はその湖岸の長さが9、5キロ、環洲、桜洲、梁
  洲、翠洲、菱洲の五つの宝石のような緑島を玉製の帯のように囲んでいる。環湖は玄武湖の南西部に
  位置し、その形は環状であり、桜洲を囲んでいることから環湖と名づけられた。同洲では、一面に植
  えてあるしだれ柳は微風のなか、まるで漂っている雲や煙のようで、「環洲煙柳」との美称が得られ、
  また童子拝観音のような形をしている石や郭璞との石等の古跡がある。環洲から東へ桜洲に足を運ぶ
  と、一面にサクランボが植えてあることから、桜洲と呼ばれるようになり、「桜洲花海」との名も得た。
  環洲から芳橋を渡ると梁洲であり、梁昭明太子がかつてここで「梁園」を建てたのため、梁洲との名
  を得るようになり、洲では木々で生い茂り、また、湖神廟、覧勝楼、友誼ホール、明朝戸籍簿倉庫遺
  跡や文化展示館古跡等の古跡や新規風景が集まっている。梁洲から翠橋を渡ると翠洲に着き、木々や
  草に覆われ、「翠洲雲樹」とのすっきりした景色をなしてきた。菱洲は玄武湖の中心部にあり、「菱
  洲の山上雲霧」との美称がある。
   環湖は玄武湖の自然景観と人文的な歴史との融け合う回廊で、杉林の酸素バー、後湖の月、朝日、
  北湖サービスセンター、玄圃、台城の柳、武廟の古閘、明の時代の城壁、古代閲兵台等の名所は点在
  し、玄武湖の「人文、生態、レジャー、水憧れ」の特色づけの場となった。
   玄武湖は政府の指導の下、幾たび整備し昇格され、すでに人文や生態、山水、林や都市が溶け合い
  一望できる都市の中央公園、まばゆい「金陵の明珠」となったろう。

●ほほえましい説明に、思わず顔がほころんでしまう。なかなか日本語は難しい。それでも、懸命に説明しようとする意志はひしひしと伝わってくる。

●玄武湖公園解放門から入って、台菱橋を渡って菱洲へ行き、そのまま環洲へ向かって歩いた。環洲の中に桜洲が見えていたが、桜洲まで行く元気は無かった。環洲から玄武門へと歩いた。玄武湖公園解放門から菱洲や環洲を経て、玄武門まで、およそ2劼曚匹任呂覆い。

●南京台城の上には、鶏籠山に建つ鶏鳴寺薬師佛塔が目映い。その右手が南京鼓楼で、現在は高さ450辰發旅眩悗鮓悗詁邉?臺?舍魯咼襪屹立している。玄武湖の東側には、昨日登った紫金山が遠望される。兎に角、玄武湖は広いし、最高の景色を見ることが出来る。

●紫金山山頂からの南京も絶景であったが、玄武湖からの眺望もまた素晴らしい。ただ、随分歩かなくてはならない。それで結構疲れた。旅も6日目で、疲れが相当蓄積していた。

●玄武湖公園解放門をくぐったのが9時10分で、玄武門到着は10時23分であった。途中、飲み物を飲み干してしまったが、売店で冷たい飲料水を購入して元気を回復させることが出来た。玄武湖は老若男女、大勢の観光客や散歩客で賑わっていた。それに、天気も頗る良かった。