普陀山三寺 | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

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○普陀山の巡回バスは三路があって、
  ・一路=西天渡口←→百歩沙
  ・二路=客运码头←→策道
  ・三路=客运码头←→梵音洞
を、それぞれが巡回している。料金は二元からで、一番遠い客运码头から策道までで十元である。

○普陀山の地図が頭に入っていないと、よく理解されないのだが、西天渡口から百歩沙までは、およそ300辰らいだろう。もちろん、十分歩いて行ける。つまり、普陀山南部の山間部に西天渡口があって、そこからバスは南へ下り、码头や入三摩地紫竹林を経由して、普陀山東海岸の百歩沙へ到着する。だから、西天渡口バス停と百歩沙バス停は、それ程離れていない。

○普陀山参詣の中心、普済禅寺は、その西天渡口バス停と百歩沙バス停の中間に位置する。だから、普済禅寺へ参詣しようと思えば、西天渡口バス停でも百歩沙バス停からでも参詣することが出来る。

○ほとんどの参詣客は、百歩沙バス停を利用するようで、百歩沙バス停は何時も大混雑している。それに対し、西天渡口バス停は閑散としており、バスの便も少ない気がする。それほど遠い距離でも無いので、バスを待ちきれず、歩くことが多い。

○本当は、普済禅寺参拝は、妙荘厳路香道を通ってするべきものである。しかし、現代は忙しい。そういう優雅な参拝など、現在は流行らない。なるだけ早く参拝を済ませたいのである。

○百歩沙バス停から車道を横切って少し行くと、そこが百歩沙の海岸である。普陀山の東海岸には大きな二つの砂浜が存在し、北側の大きい方が千歩沙、南側の小さい方が百歩沙と命名されている。砂浜の内側には参詣道が続いていて、「法雨路」と呼ばれる。およそ2劼瞭残?任△襦

○千歩沙の北に法雨禅寺が存在する。法雨禅寺から先の参詣道は「香雲路」と称され、標高差280叩距離数1200辰梁臺僂併各擦任△襦最高点、仏頂山の標高は286、4辰如△修了劃魂爾坊添兪技獷存在する。

○普陀山三寺とは、この、普済禅寺・法雨禅寺・慧済禅寺を指す。全部を参詣するルートは、
  ・南天門(300叩泡妙荘厳路(1200叩泡普济禅寺→法雨路(2000叩
   →法雨禅寺→香雲路(1200叩泡慧济禅寺
となる。およそ丸一日を要する参詣となる。

○2012年3月12日、寧波の李さんに伴われて、初めて普陀山参詣を果たすことが出来た。寧波からの日帰り参詣であったから、お参り出来たのは普済禅寺と紫竹林の不肯去観音院、潮音洞、観音跳、南海観音などであった。今、考えると、李さんが最高のルートを選んでくれていたことが判るし、感謝するばかりである。その時はそういうことはまるで判らなかった。普済禅寺については、以下に詳しく書いているので、参照されたい。
  ・書庫「海天佛国:普陀山」:ブログ『普陀山:普済禅寺山門』
  http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/36357847.html
  ・書庫「海天佛国:普陀山」:ブログ『普陀山:普済禅寺 
  http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/36366582.html
  ・書庫「海天佛国:普陀山」:ブログ『普陀山:普済禅寺◆
  http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/36367972.html

○2012年7月18日に、再度、普陀山参詣を決行し、その時、普济禅寺・法雨禅寺・慧济禅寺の普陀山三寺を全て参詣することが出来た。普陀山には2泊した。それくらいの時間が無いと、普陀山参詣は到底無理である。そういうことも、一回くらいお参りしたのでは判らない。詳しくは、以下を参照されたい。
  ・書庫「普陀山・洛迦山」:ブログ『法雨禅寺』
  http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/36872065.html
  ・書庫「普陀山・洛迦山」:ブログ『香雲路~佛頂山景区游览路线~』
  http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/36864097.html
  ・書庫「普陀山・洛迦山」:ブログ『佛頂山慧济禅寺』
  http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/36860259.html

○こういうふうに、私が普陀山参詣を繰り返す理由は、辯才天信仰の追求にある。日本での研究に拠り、日本の辯才天信仰の原点が硫黄島であることははっきりしたが、その辯才天信仰が中国から渡来したことは間違いあるまい。そのルートもはっきりしているのだが、中国側の起点であると思われる普陀山では、完全に辯才天信仰を喪失してしまっている。何とも寂しい限りであるが、それでも、執念く普陀山を訪れることによって、中国の辯才天信仰を見付けなくてはならない。

○実は、日本でも、辯才天信仰がどういうものであるか、知っている人はほとんど居ないのではないか。「日本三大弁天」と称される竹生島・宝厳寺、宮島・大願寺、江ノ島・江島神社、天川村・天河大弁財天社などを訪れ、そういうふうに感じた。

○私の普陀山詣では、五回目を数える。しかし、私の普陀山詣では、まだ始まったばかりだとも言えよう。まだまだ知らないことが多過ぎる。急がす慌てず、十分時間を掛けて追求したい。

○普陀山三寺については、2012年8月にも書いている。それを読み返すと、今と同じように、辯才天信仰の話ばかり書いているのに驚く。2014年2月の自分が、2012年8月の自分に、「落ち着け、もっと冷静に」と言ったところで、仕方の無い話であるが。
  ・書庫「普陀山・洛迦山」:ブログ『普陀山三寺』
  http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/36875977.html

○今回の旅行では、普陀山で、
  ・南天門→妙荘厳路→普济禅寺→法雨路→法雨禅寺→香雲路→慧济禅寺
を全踏破することに目的があった。ところが初日から船が出ないアクシデントが発生し、遭えなく全踏破は断念せざるを得なかった。次回に期待するしかない。観音様がもう一度来いとおっしゃっていると判断するしかない。