小宝島:一周道路と集落 | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

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○前にも紹介しているが、十島村のHPには、小宝島の紹介として、次のようにある。

      小宝島
  【小宝島ってどんな島?】
   宝島の北東約16kmにある隆起サンゴ礁でできた周囲約4kmの小さな島。アダンやソテツが生い茂り、
  道路わきにはハイビスカスが咲き乱れる亜熱帯情緒あふれる島です。一番高い山でも標高103mという
  平坦な島で、30分も歩けば島一周でき、海上から見ると妊婦さんのように見えます。立神と呼ばれる
  多くの奇岩が海岸線にそびえ立ち幻想的な景観を織りなし、中でもウネ神、赤立神などは見ごたえが
  あります。
  【小宝島概要】
    •面積:1.00 km2
    •周囲:4.74 km
    •動植物:ソテツ、アダン、ビロウの群生、トカラハブ
    •土地の利用状況:牧場、畑
    •集落:小宝島

○上記案内にあるように、小宝島は『周囲約4kmの小さな島』なのだが、小宝島は珊瑚礁の島であるから、外周には広い珊瑚礁が広がっていて、容易に近付くこともできない。実質、人が利用している部分は、島の内陸部だけで、それも、それほど広い部分ではない。

○それは、島の中央部分は高さ100辰曚匹涼飮海箸覆辰討い董△海海發曚箸鵑浜?僂気譴討い覆いらである。つまり、人が住んだり、利用している部分は、内陸部でも、中央の竹山の部分を除くところとなる。

○その小宝島の幹線道路が一周道路と呼ばれる道で、島を一周している。小宝島の外周は約4kmだが、一周道路は2劼曚匹靴ない。ゆっくり歩いても40分ほどで周回できる。

○島の生活環境のほとんどは、島の東側に集中している。他は、北側には城之前漁港と西原牧場が存在するくらいだし、西側には一周道路が畑地としてわずかに利用されているくらいである。南側には小宝島港と南風原牧場がある。

○平成16年度の小宝島の総人口は男22人、女21人の計43人となっている。民宿パパラギの爺の話では犬は2匹らしい。

○十島村立宝島小中学校小宝島分校のHPに拠れば、
  平成24年度は、
    ・児童9人
    ・生徒2人
    ・教職員10人
とある。村の職員や教職員などを除けば、それほど人が住んでいる島ではないことが判る。

○竹山の東側は断崖絶壁となっていて、その下を一周道路が走っている。その部分を中央道路と呼ぶ。ここが集落の中心で、一本東寄りの海岸道路が小宝島のメインストリートで、ここに役場出張所や、診療所、住民センターなどの行政機関が存在し、中央道路と海岸道路を結ぶ文陽道路脇に、宝島小中学校小宝島分校がある。

○それほど、島の生活は厳しいのであろう。塩害も相当激しいらしい。台風が来ると、島中が塩害の被害を被る。それこそ何もかもが塩漬けになる。そういう厳しい環境に生き残ったものだけが島には存在する。