会稽山:大禹陵景区 | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

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○蘭亭のある蘭亭風景区から、郊外バスに乗って、再び紹興市へ帰る。時間は午後1時過ぎであった。だから、蘭亭に居たのは1時間くらいだろう。

○バス停には先客が数人居た。その中に、来る時に途中からバスに乗って来た、如何にも書家と覚しき長髪の中年の男の方がいらっしゃった。多分、四十代後半くらいの年代である。その方とは蘭亭の中でも数回出逢っている。お互い気にはなっていたが、ここでも話し掛けることもなかった。

○バスは待っている間もなく、すぐに来た。来る時と違って、乗客は数人だけで、何処にでも座れた。それで一番前の席に座った。前がよく見える。中年の男の方は、後部座席に居た。

○途中までは、ガラガラだったが、例の学校群があるところあたりから、また乗客は増え、いつの間にか満員で、人が立っている。そうしているうちに紹興の町に着き、中年の男の方は、途中で降りるのが見えた。

○次は大禹陵を訪問する予定で、この辺りで降りた方が近いのだが、一回町まで帰って昼食を取ってから引き返そうと思っていた。それで、乗車した解放北路の『供销大厦』バス停まで引き返した。

○『供销大厦』バス停で降りて、绍兴大酒店ホテル前まで帰った。と言うのは、ホテル前の角に中華饅頭屋さんがあって、大勢の人が並んでいた。よほど、美味しいのだろう。どうせ買うなら、ああいうところで買って食べたい。それでわざわざ引き返したわけである。

○時間が遅かったので、行列はなくなっていたが、店は開いていた。それで肉まんを二個購入して、それからタクシーを拾って、大禹陵へ向かう。バスもあるのだが、時間があまりないからタクシーにした。

○中国のタクシーは、とにかく安い。4、5劼覆蕁■械娃葦澆400円くらいである。もっとも、バスなら2元だから、26円くらいである。

○绍兴大酒店ホテルから大禹陵までは4、5劼らいである。大禹陵景区入り口に着いたが、ただ広いばかりで、何もないし、誰も居ない。

○入り口に行くと、入場券が必要だと言う。中国の切符売り場は、何処も入り口から遠い。大禹陵でも、入場券売り場は二百辰个り先にあった。そこまで行って券を購入し、引き返して入場した。

○大禹陵景区が、また広いし、遠い。電動トロッコみたいなものがあったが、誰も居ない。それで仕方なく歩くことにする。

○入り口から大禹陵まで、多分、1、5劼らいはあったろう。広くて大きい参詣道が果てしなく続いていた。蘭亭で十分歩いてきたばかりなので、頗る疲れた。

○入り口のずっと先に「大禹陵」の文字を掲げる碑坊があった。ここからが実際の参詣道となるようである。

○参詣道には両脇に石像が並んでいる。最初にあったのは『天禄(てんろく)』と『辟邪(へきじゃ)』である。中国の「百度百科」が案内する「天禄・辟邪」は次の通り。

      天禄
   天禄、辟邪是古代传说中的种兽,似鹿而长尾,一角者为天禄,二角者为辟邪,可攘除灾难,永安百
  禄。古人把它们对置于墓前,既有祈护祠墓,冥宅永安之意,亦作为升仙之座骑。
   天禄又称“天鹿”,也称“挑拨”、“符拨”,是古代传说中的神兽,与“天命”和“禄位”有关。
   天禄,传说中动物名。代多雕刻成形以避邪,谓能祓除不祥,永绥百禄,故称为天禄。《后汉书·卷
  八·孝灵帝纪》:“复修玉堂殿,铸铜人四,黄锺四,及天禄﹑虾蟆。”或作天鹿。"

      辟邪
   辟邪即避凶,“辟”即“避”,“邪”即“凶”、“不好”。辟邪是一类铭记历史教训、避免重蹈覆
  辙的信物。广义而言,民间使用的辟火、辟水、辟兵、辟车等都可称为辟邪,比如很多商贾去关帝阁请
  一尊飞马关公来辟邪。
  【定义】
   广义的辟邪,或者民俗中的辟邪应该指一种行为以及它所引起的一些礼仪形式。我们在艺术史中说的
  辟邪是狭义的辟邪,是广义的辟邪行为所寄托的一种实物形式,或者说是辟邪行为的一种工具。所以可
  将广义上的辟邪称为“辟邪行为”,将辟邪行为中所要使用的工具称为“辟邪工具”,而将辟邪艺术品
  将称为名词“辟邪”。

○続いて、龍馬、巨象、神羊、神牛、石虎、黄熊、三足鰲などがずらりと並んでいる。体力があったら、楽しい散策だったのだろうが、何しろ疲れ果てていた。うんざりするほど長い参道であった。

○歩き疲れた先が、やっと大禹陵である。後から電動トロッコに乗って観光客が数人やって来た。自分もあれに乗れば良かったのだが、折角来だのだから、参詣道を歩くのが筋だろうと自分を慰めた。