御碑亭 | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

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○流觴亭の奥に、立派な御碑亭が見える。蘭亭景区の中で、もっとも目立つ建築物となっている。御碑亭については、「百度百科」『蘭亭』の項目の中に、次のように載せる。

      御碑亭
   御碑亭,八角重檐,始建于康熙年间,56年毁于台风,83年重建。亭中立一巨碑“御碑”,系清朝原
  碑,已有300多年历史。碑的正面是康熙皇帝1693年所临写的《兰亭集序》全文,书风秀美,雍容华
  贵。碑的背面是乾隆皇帝1751年游兰亭时即兴所作的一首七律诗《兰亭即事诗》,书法飘逸,对兰亭的
  仰慕之情溢于言表。祖孙两代皇帝同书一碑,所以又称祖孙碑。江泽民视察兰亭时曾称之为“国宝”。
  御碑曾经历了很多劫难,如56年一次强台风和文革时的破坏,但均幸存下来。文革时,红卫兵要来砸
  碑,在兰亭驻扎着的血吸虫防治所的医生们得到消息之后,连夜在碑上涂上石灰,再用红漆正面写上毛
  主席的《送瘟神》诗词,背面写上毛主席语录“千万不要忘记阶级斗争”,才得以保存下来,文物史将
  不会忘记这批保护兰亭文物的医务工作者。

○インターネットで調べた中に、「踯躅兰亭御碑亭」HPには、次のように載せる。

   到绍兴,必到兰亭。兰亭之特色,八个字:景幽,事雅,文妙,书绝。
   可是令我低回不尽的,却是御碑亭。
   进入兰亭景点,经鹅池和小兰亭,便是御碑亭。亭高12.5米,中间立一巨碑,高6.8米,宽2.6米,重
  1.8吨。这是够大的了。御碑者,皇上之碑也。原来,碑的正面刻着康熙皇帝手书《兰亭序》全文。一
  个身上流着女真族(后称满族)血液的皇帝,御笔临写一千多年前一个汉族书法家的作品,那态度,不
  可谓不诚恳。老实说,这位爱新觉罗先生,虽然是少数民族,书法还是相当不错的。我在承德皇室避暑
  山庄拜谒过他题写的若干匾额,多呈严体遗风。这篇临写的《兰亭序》,虽然字迹显得拘束谨审,缺少
  洒脱豪放之致,那一笔一划,倒也颇见功力。这篇序文,324个字,他恭谨临写如此,也真是难为他
  了!碑的背面是康熙的孙子乾隆的游兰亭七律《兰亭即事》。这位“小”爱新觉罗先生,写诗有个“习
  惯”:他出题,由大臣按题拟诗,他再改那么一两个字,一首诗便“创作”出来了。这首诗的“创作流
  程”大概也是这样的。不管怎样,他到兰亭,是特地写了诗的。因之,这方石碑,人称“祖孙碑”。

○上記案内にあるように、裏面には「乾隆的游兰亭七律《兰亭即事》」を載せる。「网上游兰亭」HPに詩を載せていた。

      蘭亭即事
        御製
    向慕山陰鏡裡行
    清游得勝愜平生
    風華自昔稱佳地
    觴詠於今紀盛名
    竹重春煙偏淡盪
    花遲禊曰尚敷榮
    臨池留得龍跳法
    聚訟千秋不易評
  【書き下し文】
    向に慕ふ 山陰鏡裡の行
    清游し勝を得て 平生愜し
    風華は昔より佳地と稱し
    觴詠は今まで盛名を紀す
    竹は重なり春は煙みて偏へに淡く盪き
    花は遲く禊曰、尚ほ敷々榮んなり
    臨池は留め得、龍跳ぶの法、
    聚訟は千秋、評は易らず
  【我が儘勝手な私訳】
    前々から紹興の山陰にある王羲之の蘭亭に赴きたいとずっと願っていた。
    その蘭亭を訪れ、美しい風景を見ると、予てからの念願が適って嬉しい。
    昔から蘭亭は風光明媚な処として知られているが、
    今でも蘭亭集序の盛名は忘れ去られることがない。
    三月三日は上巳の日、竹林に春は霞んでひたすら淡く揺らめき、
    春の草花が咲くにはまだ早いけれども、曲水の宴は盛会である。
    曲水流觴の臨池は今でもこの地に残されて、王羲之の書法を伝えている。
    昔から多くの論評がなされているが、蘭亭序の名声が変わることがない。

○清朝第4代の康熙皇帝(1654~1722)が建てたのが御碑亭である。裏面に「蘭亭即事」詩を刻んだのは康熙帝の孫、第6代の乾隆皇帝(1711~1799)である。特に乾隆帝は江南の地を愛し、6回も巡行している。

○中国歴代最高の名君とされる唐の太宗や清の康熙帝に、こよなく愛されたのが王羲之である。それは唐の太宗や清の康熙帝が、中国文化をこよなく愛していたことにほかならない。ある意味、蘭亭集序は中国文化そのものなのだろう。

○御碑亭の周囲にも、大勢の小学生がたむろしていた。御碑亭脇には、水で石板に書を書く場所が設置されていたが、そこももちろん、小学生が占有している。中国の小学生は人懐こい。御碑亭の写真を撮っていると、追い掛けて来て質問されて困った。何とか会話できるくらいは中国語を学習しないといけない。