平内海中温泉 | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

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○湯泊温泉から1卆茲吠親盂っ羃浩瑤呂△辰拭E鯒餡浩瑤割と集落から離れて存在するのに対し、平内海中温泉は集落のすぐ目の前にある。

○県道78号線を東進していると、平内海中温泉の案内板が目に付いた。それを右折し、下るとまもなく平内海中温泉になる。駐車スペースは2、3台分しかない。だから上の道に路上駐車するしかなかった。

○駐車場から更に下ると目の前に海が開け、そこが平内海中温泉となっている。温泉場の前に家が数軒ある。温泉場はそこから海辺に下るようになっている。

○入り口に湯桶と料金入れが設置してあるから、百円を入れて温泉場に向かう。着いた時、すでに若い男女二人の先客があって、男の方が温泉に入り、女の方はそれを見ている。人前で裸になるのも気が引けて、躊躇していると、男の方が湯から出るようなので、しばらく写真を撮るなどして待った。

○二人が立ち去ってから温泉に入った。湯船は五ケ所ほど設置されていて、真ん中の湯船にだけ上部に簾がかけてある。温泉で日焼けしないようにしてあるのだろう。もちろん、真ん中の湯船に入った。

○お湯は透明で、さっぱりした感じの良いお湯であった。目の前が海で、波が打ち寄せている。湯泊の温泉場が何の造作もしてない田舎の湯場の感じがするのに対し、平内海中温泉の方は入る人のためにいろいろ配慮がなされているように感じた。

○ゆっくり入っていると、後ろから、「温泉に入って良いですか」と言う女の方の声がする。驚いて振り返ると、若い女の方が立っていた。別にここは自分の専有物でもないから、「どうぞ」と答えたら、女の方は、少し前の一番海側の湯船に足を入れた。地元の方で、よくここを知っている人のようである。

○しばらくしたら、また男の人が一人やってきて、左手の湯船に入った。その後、女一人、男二人がやって来たが、女の人は一番海側の女の人が居るところに行き、男二人は左手の湯船に浸かった。

○およそ、ここでは、普段、こういうふうに、みんなが入るのではないかと思われた。誰もが遠慮することなく温泉に浸かる配慮がなされているのであろう。

○だいぶん、潮が上がってきているようで、海面がすぐ目の前まで迫ってきている。それでも湯船が海中に沈む心配はないようである。多分、大潮の時以外は大丈夫なのではないか。

○平内海中温泉とあるけれども、別に海中の温泉に入るわけではない。満潮の時期、温泉場が海中になるということである。野趣味のある良い温泉であった。何より人が入りやすい温泉場である。