







○2025年7月16日、四川省成都を訪れた。成都へは2015年5月、2018年5月、2018年10月に引き続き、今回で四回目の訪問になる。これまで、三回も成都を訪れていると言うのに、ブログを確認すると、四川省や成都について、何も書いていないことに気付いた。
○今さら、四川省でも無い気もするけれども、時には、振り返ることも大事である。そう思って、今回はブログ『四川省』とすることとした。まずは、日本のウイキペディアフリー百科事典が案内する四川省から。
四川省
四川省(しせんしょう、スーチュアンしょう、中国語: 四川省、拼音: Sìchuān Shěng、英語: Sichuan)は、中華人民共和国西南部に位置する省。略称は川あるいは蜀。省都は成都。西北部はチベットの伝統的な地方区分でいうアムド地方の東南部、西部はカムの東部にあたる。
四川省は北西は青海省、北は甘粛省及び陝西省、東は重慶、南は貴州省及び雲南省、西はチベット自治区と接する。
天険の要害に守られた急峻な山岳地帯に位置すること、東部に四川盆地が広がり内陸部にもかかわらず温暖で肥沃な米作地であることから「天府之国」と称される。また、海には面していないが中国最大級の湖瀘沽湖を擁し、水産物、特に蝦の一大産地でもある。かつての巴蜀のうちの巴国にあたる重慶は四川省に属していたが、1997年重慶直轄市として分離した。省北部の岷山山脈や、省西部、南部にはチベット族、イ族、羌族など少数民族が多い
近年広漢市で三星堆遺跡が発掘され、3,000年前に古蜀の地に存在した仮面王国が明らかになった。四川は古代の巴蜀(中国語版)(はしょく、「巴(英語版)」は現在の重慶一帯、「蜀」は現在の成都一帯)の地である。
四川省 - Wikipedia
○別に、コトバンクでは、次のように案内する。
巴蜀 (はしょく) Bà shǔ
中国,四川省をさしていう語。巴とは現在の重慶を中心として,嘉陵江流域を含む四川省東部をさし,蜀とは成都盆地を主地域とし,岷(みん)江流域に広がる西部をさす。元来はいわゆる西南夷系統に属する異民族の住地であったが,その中で巴と蜀はさらに民族・文化系統を異にした。秦がこの地を領有し,漢の武帝が巴・蜀と漢中および南中(雲南省)を含めて益州としてより,一地域として扱われるようになった。
巴蜀(ハショク)とは? 意味や使い方 - コトバンク
○中国の検索エンジン、百度百科が案内する四川省は、次の通り。
四川省
中国西南地区省级行政区
四川省(Sichuan Province),简称川或蜀,中华人民共和国省级行政区、道教发源地,省会成都市。位于中国西南内陆,地处长江上游,素有“天府之国”的美誉。与重庆、贵州、云南、西藏、青海、甘肃和陕西7省(自治区、直辖市)接壤,总面积48.6万平方千米。截至2024年3月,四川省辖21个地级行政区,183个县(市、区),截至2025年末,四川省常住人口8318万。四川境内汉语方言,主要包括官话方言、客家方言、湘方言,四川省境内通行语为融合后的四川话。
四川省地势西高东低,由西北向东南倾斜,以山地为主要特色,地貌按平原、台地、丘陵、山地分为4类。属于中亚热带湿润气候区,川西南山地属于亚热带半湿润气候区,川西北高山属于高原高寒气候区。
200多万年前旧石器时代,四川便有了人类活动。四川之名诞生于北宋时期即1001年的川峡四路,1935年6月,四川全省军政统一。1952年9月,撤销川东、川西、川南、川北行署区,恢复四川省建制,在成都成立四川省人民政府。1954年9月,重庆市并入四川省建制,1997年3月撤出。至此川渝分治,形成今四川省行政区域。
四川省是国务院批复确定的中国发展的战略腹地,是支撑新时代西部大开发、长江经济带发展等国家战略实施的重要地区。截至2023年4月,四川省全国重点文物保护单位262处,位居全国第六。有国家历史文化名城8个。国家级非遗代表性项目153项。
四川省_百度百科
○奇しくも、今回、ブログ「旅游巴蜀」旅と題して、
西安⇒勉県⇒漢中⇒巴中⇒閬中⇒南充⇒成都
とやって来た。まさに四川省の旅そのものである。
○以前、「湖北省湖南省周遊」旅をした際に気付いて、驚いたことがある。それは漢中が湖北省でもなく、四川省でもなく、陝西省だと言うことだった。当古代文化研究所は、これまで、漢中は漢水の上流だから、湖北省とばかり思っていた。
○それに、漢中勉県には諸葛孔明の勉县武侯祠が存在する。それなら、どう考えても、漢中は四川省のものだろう。それが陝西省だと言うのだから、驚く。それで、どうしても漢中へ出掛けたくなった。ついでに、巴中まで行けたら最高である。それが今回の「旅游巴蜀」旅をする発端だった。
○今回、漢中で、沈佺期に『夜宿七盤嶺』詩があることを知った。次のブログに書いている。
・テーマ「旅游巴蜀」:ブログ『沈佺期:夜宿七盤嶺』
沈佺期:夜宿七盤嶺 | 古代文化研究所
○その沈佺期『夜宿七盤嶺』詩に、次の句がある。
芳春平仲綠 芳春なれば、平仲は綠にして、
清夜子規啼 清夜なれば、子規の啼く。
○当古代文化研究所は、この「芳春平仲綠 清夜子規啼」の文言が甚く気に入っている。四川省と言えば、やはりこういうところだろう。春には公孫樹の樹が青々と芽吹き、夏には杜鵑がけたたましく鳴く。そういうおどろおどろしいところがまさしく、四川省なのである。
○参考までに。「古今和歌集」で最も詠われている鳥はホトトギスだと言う。ホトトギスが鳴かないと夏は来ない。少なくとも、「古今和歌集」は、そういうふうにホトトギスを表現している。「古今和歌集」では無いけれども、当古代文化研究所が大好きなのは、紫式部の次の和歌である。
ほととぎす声まつほどは片岡のもりのしづくに立ちやぬれまし
○蛇足ながら、以前、次のブログを書いている。
・テーマ「京都ぶらり旅」:
ブログ『ほととぎす声待つほどは片岡のもりのしづくに立ちやぬれまし』
ほととぎす声待つほどは片岡のもりのしづくに立ちやぬれまし | 古代文化研究所
○蛇足の蛇足。山口素堂に、次の句がある。
目には青葉山ほととぎす初鰹
○今日は2026年6月1日である。旧暦では4月16日で、暦の上では、まだ初夏だと言う。ここのところ、毎日、ホトトギスが「テッペンハゲタカ、テッペンハゲタカ」とけたたましく鳴いている。南九州もたいへん暑いが、四川省はもっと暑いに違いない。
○まだ成都の写真が無い。したがって、巴中、閬中、南充の写真を載せておく。