○ブログ『薩摩国一之宮(枚聞神社)参拝記』から『ひらききのかみやまが開聞岳であること』、『ひらききのみみなしやま』、『たまだすきうねびのやま』、『大和三山』、『邪馬台国の風景』と、どんどんあらぬ方向に向かっている。
○しかし、開聞岳に登り、薩摩国一之宮である枚聞神社に参拝した以上、こういう話をしないわけにもいかない。そのために、わざわざ三泊四日で「南薩摩周遊旅」を挙行したのだから。今回の「南薩摩周遊旅」は、そういう意味で、何とも充実したものとなった。
○最後に。ブログ『大和三山は何処から眺めるのが正しい?』を書いて、この話を終了したい。山を眺めるのに、正しいも何も無い気もするが、意外と、そうではない。少なくとも、大和三山を眺めるには、正式の眺め方が存在する。
○そのことに気付いたのは、池田源太著「大和三山」(学生社:1972年刊)を読んでいた時だった。池田源太の「大和三山」は名著である。1972年刊だと言うのに、2026年の現在でも、大和三山を案内する最良の本である。
○その池田源太の「大和三山」の表紙カバーの写真が、何とも素晴らしい。桃の花の写真の向こうに、大和三山が写っている。表紙カバー裏には、次の説明があった。
奈良・国鉄桜井線三輪駅付近の山の辺の道の桃畠よりのぞむ大和三山。
左端に香具山、中央に畝傍山、右端に耳成山が見える。
○これまで、あらゆる方向から大和三山を眺めている。何処から眺めても大和三山は優雅で美しい。特に当古代文化研究所が気に入っているのは、「山の辺の道」の途中にある大美和展望台から眺める大和三山である。
○これまで、大美和展望台から何度も大和三山を眺めて来ている。その中の一つが次のブログになる。
・テーマ「山の辺の道」:ブログ『大美和展望台・久延彦神社・大直禰子神社』
○また、2010年4月に、奈良県大和郡山市美濃庄町のビジネスホテル「大御門」に泊まったことがある。その時、ホテルの方に、三輪山の麓、倭の笠縫邑に鎮座坐す檜原神社近くから三輪山が綺麗に見える場所があると言う話を聞いた。
○何でも朝日の時が最高であるとも。折角、大和にいらっしゃたのなら、見る価値があるとおっしゃる。それなら是非とも出掛けなくてはならないと思い、宿を朝5時前、暗いうちに出立し、檜原神社に向かった。
○ホテルの方がおっしゃった通り、檜原神社から真っ直ぐ下って行ったところに、井寺池と言う上下二つの池が存在し、すでに数人の方がカメラを構えて待機なさっていた。余程、有名で、素晴らしい景色なのであろう。大いに期待した。
○その時の景色は次のブログに掲載している。それはそれは神々しい日の出だった。井寺池では、この時期、太陽は三輪山から昇るのである。朝の陽光は井寺池に照り返り、堤の桜も満開で、えも言われぬ見事な景色となっていた。
・テーマ「大和は国のまほろば」:ブログ『味酒 三輪山』
○その時、井寺池の脇に、見事な桃畠が存在した。入り口に「立ち入らないでください。大いに迷惑しています。」との看板が設置してあったので、行くことを諦めた。おそらく、池田源太の「大和三山」の表紙カバーの写真は、この辺りからのものと思われた。
○閑話休題、『大和三山は何処から眺めるのが正しい?』に戻ろう。いろいろ考えると、大和三山を正式に眺める場所は決まっている。それは三輪山山頂とするしかない。
○もちろん、大和三山を眺める者も誰でも良いわけではなく、決まっている。それは三輪山の御祭神、大物主大神だと言うことになる。その風景は、まさに大美和展望台や井寺池から眺める大和三山の風景に近いものだと言えよう。
○もともと、国見とは、そういうものである。その国を領知する者が見るのが国見なのである。そういう意味で、大和国一宮である大神神社の御祭神、大物主大神が三輪山山頂から大和三山を眺めるのが大和国の正式の国見だと言うことになる。
○これだけでも十分恐ろしい話だが、この話には、更に続きがある。それが邪馬台国の国見になる。邪馬台国に存在するのが次の邪馬台国三山になる。
うねびやま=霧島山(1700m)
かぐやま=桜島山(1111m)
みみなしやま=開聞岳(924m)
○それを領知するのは、もちろん、邪馬台国の女王、卑弥呼になる。それが邪馬台国の国見である。そう考えると、卑弥呼の現住所が問題となる。話が長くなるので、結論だけを述べると、卑弥呼の現住所は、鹿児島県鹿児島郡三島村硫黄島字長濱になる。
○つまり、邪馬台国では、硫黄島の硫黄岳(704m)の山頂から、邪馬台国の女王、卑弥呼が邪馬台国三山を国見していることになる。それは、全く大和国の三輪山と大和三山との関係と相似形なのである。
○これが大和国に大和三山をわざわざ勧請した理由であり、根拠となる。つまり、大和国三輪山に斎き祀られている大物主大神の正体こそが卑弥呼なのである。ただ、それは勧請された神であって、卑弥呼の現住所は、あくまで、鹿児島県鹿児島郡三島村硫黄島字長濱になる。
○真面目に日向国を研究すると、そういうことが判る。なかなか日向国は面白い。是非、お出掛けを。今回、薩摩国一之宮である枚聞神社に参拝して、そういうことを思った。蛇足ながら、開聞岳や枚聞神社が鎮座まします開聞町からは、きれいに硫黄島が遠望される。






























