いつも楽しく聴いている、NHK fm、

ベスト オブ クラシック。

音楽雑誌を余り買わない事もあり、

最近の世評には疎く、こうした番組が頼り。

(以前は買っていたが、捨てられない結果、

大量に処分した経緯がある)

そうした中、先週の特集、

「期待の若き星たち」

素晴らしい才能に出会えました!

ビックリした、と言うのが正直な感想。

中川優芽花さん、まだ若干23歳!

ドイツ生まれ、現地で研鑽を積む新鋭!

国内での録音、と思いきや、

現地の放送局提供録音。

 

プログラムは、モーツァルト、ドビュッシー、、

バルトーク、そしてショパン。

 

まずモーツァルトの変奏曲。

これは数多の方の録音は勿論、実演でも聴いている。

実演で一番感心したのは、パ・ドゥラ・スコダさんだった。

ああ、こうやって弾くんだ、と納得した記憶。

 

この方の演奏、ハッ!とまず思ったのは、

音が優しく物凄く綺麗、勿論タッチは変えるだろうけど、

曲によって変える技量があると言うこと。

ピアノは多分スタインウエイ、マイクは定盤の

AKGっぽいな、なんて思ったけど。これは余計。

そして、今風のスピード感あるものでは無い。

若手では、藤田真央さんとも違う。

(同じクララ・ハスキルコンクール優勝者だけど)

これは私の個人的主観だけど、、、

クララ・ハスキルや、リリー・クラウスに通づる、

演奏、基本楽譜に忠実で、テンポも崩さない、

でも女性ならではの、作曲者への優しさ、かな。

とても抽象的な物言いだけど。

私の語彙力の乏しさや、専門家でない無知識は

ご勘弁。

そう、大好きな演奏!

あわててYouTubeに演奏が上がっていたので、

早速聴いてみた。

モーツァルトのピアノ五重奏曲、ベートーヴェンの

30番のソナタ、そしてショパンのP協奏曲。

コンクール受賞時の演奏だから、現在はもっと

テクニックもあるし、表現力も。

そして来日(!)して、ベートーヴェンの協奏曲も

演っていたんだ、ということも知った。

 

迂闊だった、、、、

こんなすごい子(失礼!)いたんだ!

と言うのが正直な感想!

モーツァルトの後のドビュッシー、バルトーク、

そしてショパンは、明らかにタッチ変えている。

その楽曲にふさわしい弾き方で。

これから逃せない!

正直な感想。