ニコールキッドマン主演
【アザーズ 2002年(日本上映)】
2回くらいしか鑑賞してないですが
かなり印象深く
今もって記憶に残っている映画ですね
ということで今回は
アザーズを深掘りしてみました
ネタばれありなので
ご了承くださいませ。<m(__)m>
・ストーリー
舞台は1945年、第二次世界大戦末期のイギリス海峡に浮かぶ孤島
広大な霧深い洋館で
美しき母親グレース(ニコールキッドマン)は
戦地から戻らない夫を待ちながら
娘のアンと息子のニコラスの3人だけで暮らしていました
子供たちは重い「光アレルギー(紫外線アレルギー)」を患っており
日光を浴びると命に関わるため
屋敷のカーテンは常に閉め切られ、部屋を移動する際も
「前のドアをロックしてから次のドアを開ける」という
厳格なルールが課せられていました
そんなある日、それまでいた使用人たちが突然姿を消し
彼らを雇い入れた直後から
誰もいない部屋から足音が聞こえたり
勝手にピアノが鳴ったりと
屋敷内で奇妙な怪異現象が起こり始めます
「この家に、自分たち以外の『誰か(アザーズ)』がいる――」
そう確信したグレースは
恐怖に震えながらも子供たちを守るために
原因を突き止めようとします…
- ・ネタばれ
ネタばれ嫌な人は ここまで!!!
雇われ人の3人は幽霊でした
そして
グレース(ニコールキッドマン)と
その子供たちも
…
…
実は幽霊でした
結局最後は
生きている人間と幽霊が同じ屋敷で
共存することが
幽霊にとっての幸せなんだという
そんな美談として仕上がっています
ですので終わり方としては
ハッピーエンド風になっています
私(院長田村)は
この美談仕上げの終わり方に対して
猛烈な違和感を感じました
ということで
なぜ美談仕上げにしたのかについて
深掘りしてみます
まず 成仏せず幽霊でいつづけ
生前住んでいた屋敷に住み続ける
そして人間と共存する幽霊側の
メリットについて
- 考察1
生きた人間が屋敷に住むことによって
家の手入れをしてくれるので
屋敷の劣化を防ぎ維持することができる
それゆえに
自分たち(幽霊)が大好きな
屋敷に長く住み続けることができるという
物理的メリット
次いで
なぜ成仏しないで
幽霊として生活することが
グレースと子供たちにとって
幸せなのか
- 考察1(※AI活用)
グレースは生前、孤独と絶望のあまり我が子を●し
自らも命を絶つという、親として最悪の罪を犯しました
生きている間、彼女は
子供たちが光のアレルギーという設定に縛られ
常に家中のカーテンを閉め切り
子供たちを暗闇に閉じ込める
過保護という名の支配を行っていました
そこにあったのは、強迫観念と恐怖だけです
しかし、自分たちがすでに
死んでいる(幽霊である)と知った瞬間
子供たちはもう光を恐れる必要がなくなり
太陽の下で笑えるようになります
そして何より、子供たちは自分を●した
母親を拒絶せず
「ママ、大好きだよ」と受け入れました
この瞬間に、生前の狂気や恐怖から解放され
これからは誰に怯えることもなく
ずっと一緒にいられるという
死によって初めて完成した
究極の母子愛が到来しました
またグレースは厳格なカトリック信者であり
子供たちにいつも
嘘をついたら地獄に落ちて
何百年も苦しむと教えていました
彼女にとって、自分の犯した「心中」という罪は
本来なら絶対に許されず
地獄で永遠の拷問を受けるべき大罪です
しかし、蓋を開けてみれば
そこにあったのは恐ろしい地獄ではなく
住み慣れた我が家で
愛する子供たちや
優しい使用人たちと静かに暮らす日々でした
私たちは地獄に落ちなかった
神様は私たちを見捨てなかったという
グレースにとっての最大の魂の救済が
この幽霊としての生活だったのです
以上~
たしかにこの視点で物語をみると
幽霊でいつづける幸せは
人によっては
ありなのかもしれません
とはいえそれは
人の価値観・世界観によって
幸せにも不幸にも成りえる
諸刃の剣…
そんな感じを私(院長田村)は受けますねぇ
- アザーズの背景(世界観)※一部AI活用
一般的な怪談や日本の霊魂観(仏教観など)では
幽霊は未練や恨みを残した存在であり
それらを解消して
成仏(あの世へ旅立つこと)すべきであると考えます
しかし、映画『アザーズ』の世界では
私たちがよく知る「成仏」とは異なる独自のルールが
適用されています
この映画(アザーズ)の世界には
「天国や地獄(あの世)」へ行くシステムがない
作中でミルズ夫人(雇われ人の一人)は
グレースに対して非常に重要なセリフを残しています
天国や地獄に行くわけではありません」
「神様は生者と死者の世界を混ぜ合わせたのです」
「私たちは、ただここで共に暮らすだけです」
この台詞からいうように
アザーズの世界観では
死んだらどこか別の世界(あの世)へ
旅立つという設定そのものがありません
死者はただ「肉体を失った状態」で
生前と同じ場所にとどまり続けるのが
死後世界の絶対的な仕組みとして描かれています
以上が映画アザーズの背景です
それゆえに
そもそも成仏という概念がない
死後も行く場所がないので
生前住んでいた場所で暮らし続けるという
そんな設定になっているのです
- 雇われ人の3人について(※AI解説)
日本の地縛霊などは恨みや
この世への未練という
ネガティブな感情で縛られていますが
3人の使用人は違います
彼らは1891年に病気で亡くなってから
50年以上が経過しており
すでに自分が幽霊である状態(死後の世界)を
完全に受け入れ、馴染んでいます
彼らにとってあの屋敷にいることは
未練による執着ではなく
死者としての日常生活なのです
そのため
無理にそこを離れる必要性を感じていません
- 宗教的な背景(※AI解説)
欧米(特にキリスト教圏)の古い死生観では
人は死後すぐに天国へ行くのではなく
世界の終わりに訪れる「最後の審判(復活の日)」まで
魂はその場所(あるいは墓地など)で
眠りながら待つという考え方があります
劇中のグレースは厳格なカトリック教徒として描かれており
作中でも子供たちに
嘘つきは地獄の第4階層に落ちるといった
聖書の教えを叩き込んでいます
しかし皮肉にも
実際の死後の世界は彼女が信じていたような場所ではなく
ただ現世に取り残される空間でした
使用人たちは、その世界の現実をすでに知っているため
静かに時を過ごしています
つまり、この映画における「幽霊」とは
成仏できない哀れな存在や恐ろしい怪物ではなく
生者とは少し違うフェーズ(次元)で
同じ家を共有して生きている住人として描かれているのです
だからこそ、
ラストでグレースたちも「成仏」を目指すのではなく
「この屋敷でみんなで暮らしていきましょう」と
決意して物語が終わるのです
以上~
なるほど
そういう背景を知ると
腑に落ちますね
これで美談っぽい終わり方に
した理由がわかりました!!
~~~~~~~~~~
町田市の整体 たむら整体治療室
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