ゼロがいい。 | しるそばのうそ日記

ゼロがいい。

「元気をもらう」と聞いてみなさんはどう思うだろうか?
 
  ぼくはなんとも思わないのだが、この表現に違和感を抱く人がいるらしい。 「元気はもらうものじゃない」みたいな話らしいが、こんなものは単なる慣用表現である。 実際にもらうのは、『きっかけ』だろうし、それをいったら、「羽を休める」という人は羽が生えているのですか? ということになる。 そこで「『もちろん生えてますよ』バッサバッサ」となったらむしろ問題なのは、『そいつが人かどうか?』だ。
 
  だが、そんなぼくも、「元気を与える」となると、違和感バリバリなのである。 「もらう」は「受け手の問題」といえるが、「与える」となるとそうはいかない。 同じように違和感があるのは、「元気をだせ」みたいな、元気のカツアゲである。 元気を与えたり、出したりできると思う人は、元気をなんだと思っているのだろう?
 
  そうなのである、これは『元気とはなにか?』という問題なのだ。 ぼくの感覚では、元気というのは、『心や体に問題がない状態』のことである。 マイナスの状態はもちろんのこと、プラスの状態も元気だとは思わない。 プラスマイナスゼロが『元気』だ。
 
  でも、世の中には、プラスの状態でなければ『元気』だと捉えない人がいるようだ。 それも意外とたくさん。 プラスマイナスゼロだと考えていたら、『もっと元気を出せ』とか、『元気を持って帰ってください』とはならないだろう。 元気な状態は人それぞれなのであって、『もっと元気に』なんていうのは、余計なお世話以外の何者でもない。 そんな人とは、そーっと距離をとろう。
 
  人は『元気』だから頑張れるのであって、頑張れるから『元気』なのではない。 世の中がプラスの状態を人に求めているのだとしたら、時々立ち止まって、『頑張らなくても元気かどうか?』を確認するべきだ。 気が付いたら身も心もボロボロでした、なんて、それこそシャレにならない。 世の中、たとえそこかしこに『きっかけ』が転がっているとしても、文字通りに『元気』をもらうことなんて誰もできないのである。
 


ってか、他人の元気をもらってまで頑張りたくないよなぁ。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ぼくの人生につづく。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

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