舞台DHL2022 | アクリルのきまぐれ

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ダークネスヒールズの舞台、初演は用事があったのもありましたが、彼ら5人の擬人化という部分に引っかかり観劇せずにいました

後に半分だけニコニコ動画で配信するよという話があり見てみたところ、彼らが人間態である理由づけがしっかりしておりその姿であってもベリアルジャグラーカミーライーヴィルティガザギである事がしっかり認識できるように役者さんがしっかりとキャラクターを作り上げていて凄いなと思い、SHINKAは観劇してきました

キャストさんの変更もありましたがやはり生で観劇すると熱量が違いますし映像とは違いその日その時でしか味わえないものがあるので楽しいですSHINKAの時の感想はこのブログのウル活タグから探して読んでいただくとして


今回また舞台DHLが動き出すというところでいよいよ続編か⁉︎と思いきやまた再演でさては詳しい内容決めないで脚本書いてるな…?と思いつつ行くか悩んでおりましたがまあ……いくかぁ

キャストめっちゃ変わってるけど噂の谷ジャグラーは見たいし……と思って行ってきました


大きな変更点としてはトレギアがヒュースと繋がっている…ヒュースの身体に入ってんのかな?という点が明確になってて元ウルトラマン同士ベリアルとトレギアのやりとりが追加されてた所ですかね


まずベリアル

八木さんのベリアルはなんというか安定しているというか…安定してますね

SHINKAのベリアルはノリツッコミのくだりとか初見だったのでそこが印象深かったのとオープニングの自己紹介戦闘シーンのスローモーションでの視線の動きとかが良かったんですけど、八木さんに関しては安定しすぎてて突出して言うことが無いんですよね…でも笑い方とかあとカミーラの話大人しく聞いてる時の座り方とかなんか面白かったですねあと終盤の汗の滴りが凄かったあの衣装で動き回ったらそうなるわな

アフタートークで力丸さんの無茶振りに(刀をバナナですと差し出される)むしゃむしゃ…切れるわ!ってツッコんでたりジャグラーのモノマネしたり可愛い人だなとは思いました


そして谷ジャグラーさん

まず序盤でヒュースが4人を復活させる時の説明シーンにジャグラーもいるじゃないですか?

ヒュースとジャグラーの顔面偏差値高すぎる‼︎‼︎ダメだよあの2人並ばせちゃ‼︎美形にもほどがあるだろ‼︎‼︎

谷さんの何が凄いって仕草喋り方戦い方立ち回り全てにおいてジャグラーなんすよあんなに青柳さんと見た目違うのに

光の輪っか関連で地雷踏んだ時にドスの効いた声に変わるところとか他人を煽る時の声の裏がえり具合とか指の動き背を向けて去る時の傾き方や剣の持ち方等すげぇ研究してるんだなと

しかも青柳さんをトレースしてるだけではなくちゃんと舞台のジャグラーとして作り上げてることが凄いのよ別物だけど同じなの

多分あのジャグラーもヒュースが作ったジャグラーで自分が本物だと思ってるとかそんな所だと思うんだけどうまいよな…

てか殺陣のレベルが段違いなんですよ‼︎‼︎やっぱ役者さんなのでアクターじゃないし本格的なアクションになると限られた稽古期間で出来ることって少ないと思うんですけどあんな素早く剣を捌ける舞台役者見たことないです

殺陣のある舞台はよく見ますが谷さん本当言う事ない谷さんの為だけにこの舞台観に行く価値はありますよ

やっぱアンサンブルの皆さんやテリオの人達がガチな方なので彼らが引き立てる事で役者さんを魅力的に動かしてると思うんですけど谷さんにそれをやっちゃうとそこの空間だけレベルが違いすぎるんですよね

あとカーテンコールの時に正木くんが挨拶のタイミングミスって去り際に笑いながら斬ってたのがおもしろかった


カミーラ

前回のカミーラは正直結構喋りが聞き取りづらいというか演技面に気になる所があったのですが小田さんのカミーラは凄く聞き取りやすかったしティガを愛していた女の面と戦士としての面がうまく合わさっててこれはカミーラだな…って思わせてくれました

カーテンコールの時にウルトラの母を頭につけてましたけどいいんですかそれ?w


ダークザギ

樋口さんはねぇ舞台ならではのコミカルな部分が良かったな骨があるよねの所の言い方とか

ここでジャグラーとパルビナがおちょくっててジャグラーがあ!ノア!って指差してノア…?って振り返ったザギに嘘だよーーーって言ってぶっ殺す‼︎‼︎って言ってた場面めちゃくちゃ好きですね

あれは確かに仲良くないと出来ないやりとり

ただまあ原作と別物とはいえザギって猫背だったり結構きつい体勢で戦ったりするからそれが無かったのが残念だったかなぁ


イーヴィルティガ

正木くんは声が良いよね〜所々ルーキー出てた気もするけど

ダッシュと話してる時の声のトーンがすごく良かった

表情の変化とか後半になるにつれて良くなったなって思ったけどこれってたぶん記憶が混乱してたイーヴィルティガが自分を取り戻し始めたからなのかなってそう考えると役者だわ

書き忘れてたけど流石に正木くんは動けるね

飛び蹴りの角度とか良かったしキレもあった

ただねーーーー正木くんのイーヴィルが初見だったら好きだったと思うんだけど友常さんのイーヴィルティガを見てしまってるからどーーーしても友常さんが良かったなって思ってしまうんですよ

彼は人格が変わる時のギャップを明確にしていたし自分にスポットが当たっていない時も常に動いていて自由に振る舞っていたりとにかく目が離せなくてイーヴィルティガを好きになった元凶なのでそこは覆らなかったです……


前回は岩田さんがいらっしゃったので岩田さんのアクションばかり注目していたせいかもしれませんが、今回のテリオやO-50、アンサンブルのみなさんのアクションのレベルが総合的に上がっていたような気がします非常に見応えがありアクションシーンは釘付けになってしまいました


ただ一つ気になったのは台詞ですね

ナマモノなので役者さんが台詞を噛んでしまうことって多々あるんですけど1公演でこんなに噛む事中々ないぞってくらい割と噛み率高かったんですよね(当社比)

でもそれは役者さんが悪いのではなくライターさんの台詞回しだと思ったんですよ

ドラマとかだと分割して撮影してるしリテイクあるし一つの台詞をなるべく短く端的にしてるから役者さんも覚えやすいんですけど舞台は台詞量がどうしても多くなるし、尺の都合で早口で回さなきゃいけなかったりするんですけど、ただでさえ単語が難しかったりするのに、白紙にする事を白紙にしたいだとかみすみす見逃すとか言いづらい日本語にしちゃってるんですよね

そうすると聞き手としても何言ってるのかわからなかったりするのでそこは気になりました


しかし内容としては

メインの5人に違う星の住人とそれぞれ1人ずつ絡みを持たせる事でキャラを深掘りするのが上手い構成ですよね

闇の戦士と呼ばれる彼らが光とは?闇とは?正義ってなんだ悪ってなんだと考えさせられるし、誰に何と思われても確固たる信念があるという強さ、カッコよさを見せてくれます

そういえばトレギアがよく問いかけてくるテーマなのでよく考えれば彼が黒幕なのだろうなと言うのは分かりましたよね…なんで前は気づかなかったんだろ


最初の私みたいに擬人化はちょっと…ガワがいないし…観劇ってよくわからないって人ほど舞台は観てほしいし添田さんがアフタートークで言ってた事で、舞台は自分達がどれだけ宣伝した所で広がらないからみなさんで拡散してほしいと仰ってたのでこんなに魅力的な作品を知られていないのは寂しいし役者さんスタッフさんの努力を是非感じていただきたいのでよろしくお願いします