神様からの贈り物。 毎日少しずつ 季節が移り変わってきていて 潮の流れにも変化が現れたのか 今日は魚や貝がたくさん獲れた きらきら輝くうろこ 淡いピンク色の貝殻 神様がつくるものは すべてこんなにも美しい
灯台守はまだ眠っている。 日がとっくに昇っていることはわかってる だけどもう少しだけ 寝させて欲しい 昨日の夜は 星は綺麗だけれど やけに波の高い夜だった それを小説を読みながら 夜の遅くまで見ていたんだ もちろん かなり飲んでいたことは 事実だけれど…… ここでの暮らしに 決まりごとはなにもない 自由の味がする酒はうまい 今は穏やかに凪いでいる海 さて今日はなにをするかな 自由にしか暮らせない このどうしようもない私に 灯台守ほどあっているものはない
まぶしい朝がきた。 さあ 朝がきた まぶしすぎるくらいの朝 きちんと手を洗って 気持ちを引き締めて 作業台の前に立つ 小麦粉と新鮮なバターと きれいな水と ほかには何もいらない 余計なものは混ぜなくていい 気持ちを込めて 混ぜて こねて 焼く これらを忠実にやるだけ シンプルすぎるくらいのパンたち 凝った飾りつけや味付けはしない 小麦粉の味 それを育てた大地の味を 口いっぱい味わってほしいから
「イイね」をしてくださった方へ☆ さきほど最初にアップ致しました「コインランドリーに行こう。」の記事に、写真の重複、誤字が見つかりましたのでいったん削除致しました。 早速に「イイね」をしてくださった九名のかた(とらやんさん、うめこさん、ふわりさん、スイさん、ムスカリさん、ツキコさん、ゆっぴいなさん、kUUKOさん、森の雪さん)、せっかくしてくださった「イイね」が消えてしまい大変申し訳ございませんm(_ _)m
コインランドリーに行こう。 ひとつ入った通りにある さびれた雰囲気のコインランドリー 昼間は電気もつけられず 入り口はつねに開け放たれている 旧型の洗濯機のふたはひびが入り ホースにはかびがはえている ガタガタと大きな音がするけれど 三台ともいまだ現役 乾いたひなたのにおいがする このコインランドリーで 来る日も来る日も働き続けてきた ここにはここのルールがあって 壁には所狭しと紙が貼ってある ここを利用した何人もの人たちに 粛々と守られてきた 小さなルールたち ここでは一台の洗濯機を前にして 誰もが平等 時間の流れもここだけのもの 誰かが置いていった本を読んで 乾燥が終わるまでもう少し待とう