オーロラのたもとで。ついさっきまでだいぶ吹雪いていたシルバニア村の北の果て見渡す限りだれも見当たらないような極寒と静謐の場所ここは北極の魚屋凍りついたドアを力を込めて開けるなかに人の気配はなかったが店主が静かに歩み寄り温かい飲み物をすすめてくれる今日の魚もつやつやときれい遠いオーロラの光を写しているかのよう遠くで地鳴りのような音がしている今夜は美しい紺碧の空そして見渡す限りの満点の星空