祖国のためには死ぬこともいとわない隊員たち

先日アマゾンプライムで、アメリカ同時多発テロ事件の首謀者オサマ・ビンラディンを追ったドキュメンタリー、「ビンラディン殺害計画の全貌」を見ました。

当時のオバマ大統領や元CIA長官、ビンラディンを追跡した諜報部員らへのインタビューはとても興味深く、特に実際に襲撃を決行した特殊部隊員たちの祖国のために身を捧げんとする姿勢に、とても心打たれました。

自国の本土が攻撃されたとはいえ、計画に関わった隊員たちの自分の命を犠牲にすることを厭わない愛国心、自己犠牲精神に感嘆しました。隊員のなかにはそのために生まれてきたと言っていた人がいて、とても衝撃的でした。

 

果たして自分はどうか...

自分に照らし合わせると、真理のために、人類のために己の命を犠牲にするなんて、今後生きている間にそんなことがあるだろうかと考えると、果たしてどうだろうと思います。けれど、日本の周りには中国があり北朝鮮、台湾、ロシアがあります。有事の際には、たとえ自衛隊員ではなくても命がけの行動が求められる可能性は全くないわけではないでしょう。

その時に、果たして自分を犠牲にした行動がとれるだろうかと...

常日頃から、覚悟を持って生きていかなくちゃいけないなと痛感します。

世界中に真理が行き渡った未来においては、軍隊など必要なくなっているはずです。だけど理想からほど遠い今の地上世界には、テロリスト等の悪から国家を守るための軍隊は、絶対に必要だと感じました。

アメリカ人にとって特殊部隊員たちは、本当に頼もしく誇らしいと思います。

 

より崇高な人類愛をもって

わたしは日本人だから日本が好きだし、日本に生まれて良かったと思います。祖国日本に対する愛国心は人並みにはあるけれど、でもそれ以上に世界中の国々に真理が行き渡って、軍隊など必要ないくらい平和になってほしいと切に思います。

この人類愛こそが最も崇高なものだと思うのです。

世界平和などと言ったら何を大げさなと思うし、そう思われるかもしれないけれど、日常の些細なことから平和に貢献できたらと思います。

「地上で国家的な仕事に邁進してきた人は、あなた方が死と呼ぶ過程を経てもそれをやめてしまうわけではありません。そんなことで愛国心は消えるものではありません。なぜなら愛国心は純粋な愛の表現ですから、その人の力は引き続きかつての母国のために使用されます。さらに向上すれば国家的意識ないしは国境的概念が消えて、すべては神の子という共通の霊的認識が芽生えてきます。」 

シルバーバーチの霊訓(5)p235の6項∼10項

 

「ロシアのスパイ」と呼ばれたシロイルカ「バルジーミル」死ぬ

2019年にロシア領海に近いノルウェー沖でみつかったシロイルカが、8月31日ノルウェー沖で死んでいるのが見つかったというニュースがありました。

 

このシロイルカは、昨年の秋にNHK-BS「ひとりぼっちのスパイイルカ」で放送されたバルジーミルという名のシロイルカで、ロシアが軍事目的で訓練していた可能性が指摘されていました。

バルジーミルを見守っていた保護団体によると、銃撃によって死んだ可能性があるそうです。

 

私もこの番組をリアルタイムで見ていましたが、とても可愛らしくて本当にびっくりするぐらい人間によく懐いていました。

専門家によると、知能が高いシロイルカは小さい頃から人間が育てると、エサの魚も人の手からでないと食べようとせず、かなり瘦せてしまっていました。

 

軍事目的で野生動物を訓練することは間違い

バルジーミルは小さい頃からスパイとしての訓練をうけ、見つかった時もハーネスが装着されていました。

知性の高い野生動物を人間の欲望のため(軍事目的)に利用することは間違っています。

人間が万物の霊長であると自負するなら、他の動物に対して愛を発揮する責任があると思います。

また、野生のシロイルカは仲間と協力してエサをとるなど、本来 ‘群れ‘ で生活する動物です。

人に懐いてしまったバルジーミルが人間の生活圏に入ってしまい、トラブルになってしまうことは双方にとって好ましいことではありません。

 

最後まで人間が好きだったバルジーミル

人間が大好きで、人間をまったく疑うことがなかったバルジーミル。最後はその人間によって殺されてしまいました。

入り江に浮いているところを釣りをしていた親子に発見されたそうで、最期まで人間に助けを求めたのかもしれません。

身勝手極まりない行為に怒りを覚えますが、この様なことが起こる地上世界は、まだまだそこに住む人間の霊性が低い証拠であると言えます。なぜなら人間の霊性が高ければ、そもそも戦争のために野生動物を利用しようなどという発想が湧かないからです。

最期は殺してしまうような霊性の低い地上世界には、むしろ、さようならをしてしまったほうが幸せなのかもしれないと思ってしまいましたが、バルジーミルには、霊界で幸せに暮らしてほしいなと思います。

 

「共存共栄こそが摂理なのです。人間がその責任を自覚すれば、憐れみと慈悲の心が生まれてくるはずです」

「生命は一つなのです。人間は動物とつながっているだけでなく、生命あるものなら何とでもつながっているのです」                      シルバーバーチの霊訓(8)p192の3項∼4項 p183の7項∼8項