みなさんこんばんは
昨日は、
不登校が珍しくなくなった学校での、
通常の子どもたちの受け止め方の変化
について書きました。
今日は、
大人の受け止め方の変化
について書いてみます
今も、昔も、
不登校の本当の辛さや、
逆に喜びもあるということは、
経験者にしか分かりません。
不登校が珍しかった時には、
不登校は、特別な一部の家庭の問題でした。
「大変だね…でも、ウチには関係ないこと。」
みたいなね
自分事として、
学んだり理解しようという機会がないという点では、
良くはないけど。。
「分からない、、知らない。」と言う自覚もあるから、
むやみに、
不登校の子の親にズケズケと意見するような態度も
少なかったように思います
良い意味での遠慮もあったのかな?
不登校が増え、珍しくない世の中になり、
たくさんの情報が自然と流れている時代になりました。
不登校になったら、
「ムリに学校に行かせない方がいいんだよ」
「とにかく見守るのがいいんだよね」
「まずはお母さんが元気にならないと」
「傾聴が大事なんだって」
「夫婦仲良くしないと」
「ゲーム依存にならないようにしないと」
「学校以外でも勉強の機会を作って」
「親が変われば子が変わるって」
「もっと子どもと向き合ったら」
もうね…色々。色々。色々。
確かにね、、、
そうなんですケドよ。
かつての間違った情報のように、
不登校は、
「甘えです」「ワガママです」「親が原因です」
「なるべく学校に早く戻しましょう」
みたいなままよりはずっとマシになりました
ケド!です…
「私分かってますよ。知ってますよ。」
って自信のある状態って。。
よかれと思って。
教えたくなるんですよね
指導的な言葉を投げかけやすくなるんですよね
不登校の当事者からするとね。
これが…けっこう…辛いもんなんです
不登校じゃない、
元気に学校に通っている子の親から、、
「不登校はもうさ!珍しくないし!」
「休ませればいいんでしょ?」
「ほら!暗くならないで、お母さんが元気になりなよ~!」
「傾聴が大事だって!話聴いてあげてる?」
「親が先に謝った方がいいんだよ」
。。。
分かります。励まそうと。力になろうと。
良かれと思って。
言ってくれてるんですよね。。。
だけどね。
実際に不登校の当事者になってみるとね。
そんな知識は、吹っ飛びます
不登校は問題なんじゃない。
もうこれで人生終わったわけじゃない。
この子だけじゃなく、たくさんいるんだ。
って頭で分かってても、、
辛いもんは辛いんです。
分かったような事言われたくないんです。
当事者にならないと分からない事が、
どの世界にもあるんですよね
不登校の親になると。
まずはその事実を受け入れるまでに、
時間がかかります
何かの間違いだって思いたかったり、
誰かのせいにしたくなったり、
自分を責めたり、
諦めたくなったり、
しながら、
受け止めようと葛藤するんです
不登校の当事者としての、
その人にしか分からない感情で。
誰も踏み込めないものなんです
だからね。
当事者ではないみなさんにお願いします!
たくさんの知識を持っていて、
何かしてあげたい、
役に立ちたいと、
良かれと思って何かを伝えるのではなくて。
ぜひ、
そっとしておいてあげてください
そして、
本人から「ヘルプ…話しきいて〜」
頼られた時には、
意見を言う事よりも、
とにかく話を聴いてあげてくださいね
「ウンウン。そうなんだね。」
って聴いてもらうだけで、
すっごく嬉しいものなんですよ
不登校の色んな知識が広まった今だからこそ。
その事を知ってほしかったです
これからも、
当事者だけでなく。
多くの方が不登校に興味を持ってくださり、
より良い学校、社会になりますように🙏