さてさて今回はアンドロイドのアプリ「Clock Tuner」を紹介しましょう
このClock Tuner(面倒なので以下クロックチューナー)は、いわゆる「タイムグラファー」なのです。
パソコン上で動くソフトウェアのタイムグラファーとしては「びぶ朗」が余りにも有名ですが、ピックアップ(集音・増幅器)が無いとまともに作動してくれなかったりで、結構敷居が高かったりします
このクロックチューナーは、アンドロイドスマホのマイク部分に時計を当てるだけで、ビートを拾い出しタイムグラファーのようにリアルタイムで表示してくれます。
実は私、このアプリだけで足りている事もあり、歩度調整はこれしか使っていません。
しかしながらこのアプリも、説明書が無かったり情報が少なすぎて手探りで使用している状態です。
日本語どころか英語の解説サイトも存在せず、解説サイトとしては本邦初公開!(2014年10月18日時点)
またこれを使用している人からも情報を貰えると助かります
さてこのアプリ、実際使い物になるのか?!
上のアイコンがClockTuner
無料版もありますが、有料版が300~400円程度だったのでプレミア版にUPしています。
直下のドロイド君のアイコンはKillアプリ。(Killアプリ知らない人はググってね!)
このクロックチューナーは結構不安定で、フリーズが多いのでKillアプリを近接させ直ぐに再起動できるようにしています
起動直後の画面。
■上部約1/3が各設定などの画面
■真ん中の細かい点が散らばっているのが歩度やテンプの片振りを読み取る画面
■一番目立つ下段グラフがClockSound(時計の音)よびPulse(パルス)です。
重要なのは言うまでも無くこの画面で5.9901と表示されている部分「周波数(ビート)」
そして真ん中辺りの点が散らばっているグラフ
正式名称が分からないので総じて「歩度グラフ」としておきましょう
では早速、クオーツで試そう
このシチズンは月差±1秒位の優秀なクオーツです。
集音器やマイクは使用できないので、裏蓋を外し時計の裏側をスマホのマイク部分に載っけるだけ
当然、静かな場所での計測が前提。
如何でしょう。
周波数(ビート)1.0000
歩度グラフの上部に1本の真っすぐな横線が引かれているのが分かります。
歩度グラフの余計な点は生活雑音やカメラを起動した時の雑音を拾ったもの。
しかしながら、AUTOの設定でクオーツを試したところ、1ビートをキッチリ拾っており、
使える
だろう結果となります!
さて本命の機械式を試してみましょう。
常用しているこの約45年前のSEIKO-7019(6ビート)は、日差±1秒位まで追い込んだクロノメーター並みの精度を誇るのです。
もちろん、このクロックチューナーを使って精度を追い込みました。
結果
平置き(文字盤上) 6.0004
3時下 6.0000
9時下 6.0015
す・ば・ら・し・い !
セオリー通り若干プラスに調整しているのでネライ通りです。
グラフ結果だけでなく、実際常用して日差1秒程度なのですから、結果と実際が合致していることを証明しています。
また、真ん中辺りの歩度グラフの3本の線がそれぞれ綺麗な1本の点線で水平に走っている事に注目。
この3本の水平線を見ながら時計の歩度を調整していくのです。
では、「駄目な時計」を試してみるとどうなるでしょう
こうなります
周波数3.0162の表示を見て あれ?と思う方は鋭い!
この時計6振動なのですが、半分のビートしか拾えてないのです。
これは時計が悪いのでは無く、集音器やアンプを使用していないので、実際の半分のビートしか拾えない事が多々あります。
裏蓋を閉めたまま測定すると、先ず半分しか拾えません。
しかし半分しか拾えなかった場合でも実際のビートの音を拾い出すので、グラフの結果としては十分に参考になります。
歩度グラフに注目
3本の線がそれぞれ2本に分離してしまっています
もう言わなくてもお分かりだと思いますが「片振り」です。
また、3本線が思い切り「右肩下がり」になっています。
(このクロックチューナーは、速い場合は右肩下がりとなる)
実際、この時計は修理中のロードマチック(6振動)で、1日に10分近く進みます。
クロックチューナーの周波数表示が「3.0162」
単純に倍数にすると「6.0324」≒1%もの誤差
24時間で14分進む計算ですからおよそ合っています
ということで、
ど素人的にはある程度調整するには
「全く問題ない」
どころか
「何も無いよりかは、歩度調整できる唯一アテニなるもの」
として立派に役割を果たします
次回は設定や使い方
そしてクロックチューナーの決定的な欠点を見ていきます
このClock Tuner(面倒なので以下クロックチューナー)は、いわゆる「タイムグラファー」なのです。
パソコン上で動くソフトウェアのタイムグラファーとしては「びぶ朗」が余りにも有名ですが、ピックアップ(集音・増幅器)が無いとまともに作動してくれなかったりで、結構敷居が高かったりします
このクロックチューナーは、アンドロイドスマホのマイク部分に時計を当てるだけで、ビートを拾い出しタイムグラファーのようにリアルタイムで表示してくれます。
実は私、このアプリだけで足りている事もあり、歩度調整はこれしか使っていません。
しかしながらこのアプリも、説明書が無かったり情報が少なすぎて手探りで使用している状態です。
日本語どころか英語の解説サイトも存在せず、解説サイトとしては本邦初公開!(2014年10月18日時点)
またこれを使用している人からも情報を貰えると助かります
さてこのアプリ、実際使い物になるのか?!
上のアイコンがClockTuner
無料版もありますが、有料版が300~400円程度だったのでプレミア版にUPしています。
直下のドロイド君のアイコンはKillアプリ。(Killアプリ知らない人はググってね!)
このクロックチューナーは結構不安定で、フリーズが多いのでKillアプリを近接させ直ぐに再起動できるようにしています
起動直後の画面。
■上部約1/3が各設定などの画面
■真ん中の細かい点が散らばっているのが歩度やテンプの片振りを読み取る画面
■一番目立つ下段グラフがClockSound(時計の音)よびPulse(パルス)です。
重要なのは言うまでも無くこの画面で5.9901と表示されている部分「周波数(ビート)」
そして真ん中辺りの点が散らばっているグラフ
正式名称が分からないので総じて「歩度グラフ」としておきましょう
では早速、クオーツで試そう
このシチズンは月差±1秒位の優秀なクオーツです。
集音器やマイクは使用できないので、裏蓋を外し時計の裏側をスマホのマイク部分に載っけるだけ
当然、静かな場所での計測が前提。
如何でしょう。
周波数(ビート)1.0000
歩度グラフの上部に1本の真っすぐな横線が引かれているのが分かります。
歩度グラフの余計な点は生活雑音やカメラを起動した時の雑音を拾ったもの。
しかしながら、AUTOの設定でクオーツを試したところ、1ビートをキッチリ拾っており、
使える
だろう結果となります!
さて本命の機械式を試してみましょう。
常用しているこの約45年前のSEIKO-7019(6ビート)は、日差±1秒位まで追い込んだクロノメーター並みの精度を誇るのです。
もちろん、このクロックチューナーを使って精度を追い込みました。
結果
平置き(文字盤上) 6.0004
3時下 6.0000
9時下 6.0015
す・ば・ら・し・い !
セオリー通り若干プラスに調整しているのでネライ通りです。
グラフ結果だけでなく、実際常用して日差1秒程度なのですから、結果と実際が合致していることを証明しています。
また、真ん中辺りの歩度グラフの3本の線がそれぞれ綺麗な1本の点線で水平に走っている事に注目。
この3本の水平線を見ながら時計の歩度を調整していくのです。
では、「駄目な時計」を試してみるとどうなるでしょう
こうなります
周波数3.0162の表示を見て あれ?と思う方は鋭い!
この時計6振動なのですが、半分のビートしか拾えてないのです。
これは時計が悪いのでは無く、集音器やアンプを使用していないので、実際の半分のビートしか拾えない事が多々あります。
裏蓋を閉めたまま測定すると、先ず半分しか拾えません。
しかし半分しか拾えなかった場合でも実際のビートの音を拾い出すので、グラフの結果としては十分に参考になります。
歩度グラフに注目
3本の線がそれぞれ2本に分離してしまっています
もう言わなくてもお分かりだと思いますが「片振り」です。
また、3本線が思い切り「右肩下がり」になっています。
(このクロックチューナーは、速い場合は右肩下がりとなる)
実際、この時計は修理中のロードマチック(6振動)で、1日に10分近く進みます。
クロックチューナーの周波数表示が「3.0162」
単純に倍数にすると「6.0324」≒1%もの誤差
24時間で14分進む計算ですからおよそ合っています
ということで、
ど素人的にはある程度調整するには
「全く問題ない」
どころか
「何も無いよりかは、歩度調整できる唯一アテニなるもの」
として立派に役割を果たします
次回は設定や使い方
そしてクロックチューナーの決定的な欠点を見ていきます