こんにちは
しろすけです
先日、検査技師のスタッフと話しをしていると
そいういえば・・・
先生、聞いて下さいよぉ
と愚痴がスタート
脊柱管狭窄症の疑いがある患者さん(Aさんとします)
MRI検査のため来院されたのですが
検査所に案内し着替えをしてもらった際に
そういえば主治医から
『撮影前に落ち着く薬を出しておくから』
と言われていたのですが薬ありますか
と確認があった模様
Aさん曰く
実は閉所恐怖症のため
MRIのような狭い機器内で
じっとする検査はとても苦手だ
とのこと
ただそう言われてものの
対応する検査技師には
そうしたやりとりは一切伝わっておらず
確認しようにも主治医は不在
検査技師が
どうしようかと悩んでいると
検査時間を過ぎていることを察してか
Aさんから
とりあえず薬なしで検査試してみます
と申し出が・・・
スタッフもそれを聞き
閉所恐怖症といっても
まぁ本人がそう言うしどうにかなるかな
と思ったようですが
そんな簡単なものではなかったようで・・・
いざMRIの撮影のため
検査台の上に横になったAさん
撮影該当部まで
MRIの機械に向かって台を動かそうとしたところ
ああ!ダメだ
一旦止めて止めて
あの機械に入ることを考えただけで気持ちが落ち着かない
と軽くパニック状態に
入る前から
ここまで反応することに
少しビックリしたスタッフ
とてもじゃないですが
Aさんの嫌がりようを見ていると
一旦我慢してみましょうと言えるレベルでもなく
それでも検査を受けざるを得ないと考えたAさん
機械に頭の方から入れていくのはやめて、足から入れてもらいたい
タオルとかあれば顔にかけて検査機器内を見なくていいようにしたい
上むきだと落ち着かないから横になって撮影したい
と自分なりに
どうにか努力はしてくれたようです
とは言え
いざ足側からMRIに入れようとしても
何度かstopがかかっては
その場で耐性をつけてわずかに動かす
という始末
最終的に無事検査は終えれたものの
もちろん時間は大幅にover
その後の検査対応の調整でも
スタッフは苦労をしたようです
まぁとはいえ無事検査ができたので良かったんですけどね
Aさんもストレスがかかったでしょうが、がんばってくれましたし・・・
そもそも主治医の先生が
ちゃんと指示を出してくれてなかったのがダメなんですよ
迷惑料として絶対なにか奢ってもらうんだから
しろすけに吐き出すことで
ちょっとスッキリしたスタッフさん
しろすけが診察する患者さんの中にも
不安が増強しやすい方もいらっしゃいます
医療は環境調整や段取りも大事なお仕事
こうした閉所恐怖症が強めの方には
検査時に落ち着く薬はマストだなぁ
こうした指示も漏れなくしないと
一つ自分を見返すお話でもありました