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憧れてきたウィーンにある オーストリア国立歌劇場

そして 勝手に 敷居が高い・・・・というか

何となく敬遠してきた 生まれて初めての「生」ワーグナーオペラ

 

彼のオペラはどれも長い(ご存知の方も少なくないでしょうけれど

4時間は当たり前、中には15時間 連ドラかよっ!?なものもございます)

 

ワーグナー好きな方はどうか知らないけれど

クラシック好き それも大昔ちゃんと(?)学んだはずの

しかも時間が有り余っている引きこもりババアの私も

腰を据えて じっくり全曲聴いたことなんぞ皆無でございます😅

今回 折角ウィーンに聴きにくるのだから・・・・・と

テレビの前で(今はyoutubeで聴けるありがたい時代)

ジーっとお行儀よく座って4時間超 予習なんてすると思います?なさいます? 


不勉強な人間の癖に それさえできず←時間的な理由ではなく気力の問題(恥)

家事をしながら流し聴きしかしていません


で そんな鑑賞だと印象に残るのは

スーパーマリオでも始まるの!? 的な前奏曲と

そのモチーフが時折 あちこちに見え隠れすることくらい

 

 

ですから

包み隠さず

恥を忍んで書きますが

 

「腹が保つのか!?」な1番の不安に加え

 

2番目に いや それと同等に不安だったのが
 

休憩を挟んで6時間超の長丁場

 

<私は飽きずに集中できるのか!??> ということでした(笑)

 

今回の旅は 日本に帰国自粛します♡ といいながら

結局のところ

航空運賃、宿泊代、パリの空港までの列車代

ぶっちゃけ日本への航空運賃くらいかけて(呆)いるために

居眠りしていたら ホント夫に申し訳ない

 

腹が痛くてトイレに籠っているとか

寝ている とか ソコ  マヂで心配! と思っておりました(私的あるある)

 

が!

 

世界に誇るウィーンオペラ座

そんなこと杞憂で終わってしまった

 

6時間 ホントに あっ!という間

 

 

ストーリーも掻い摘んだあらすじ程度の認識

全曲通して聴いたことがない

 

そんな鑑賞する気ホントにあるの?な私でさえも

 

身を乗り出して食い入るように見入って

へ? もう休憩?

ヘ?もうハーフ?

 

気付いたら

 

フィナーレになっておりました

 

 

それは私のみならず

周囲の皆様も 

集中途切れることがない様子

 

さすがだわ← 学生時代からウィーンは違う という

私に呪縛をしていた教授達 その違う は

聴く耳を持った人ばかり というものだったんですね〰︎



私の席は幸いトイレの側の入り口が近く

休憩の度に速攻トイレへ(笑) ←オペラというよりトイレ報告会だね


 

そして

 

ちゃんと

 



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バーで「泡」(オーストリア産スパークリングワイン)を楽しんでみたり

 

写真撮影している人を捕まえたり捕まったりしながら

しっかり記念撮影もしたり(笑)

 

 

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(立派な身体(デブ)を晒す勇気ある私)

 

 

ほんと お一人様 と思えぬほど全てやり尽くした感有りの充実したおのぼりさんオペラタイムでした

 

お隣の(ウィーン在)オーストリア人の80代半ばと思しき女性とも休憩ごとに会話を交わしたり

キャンディーをわけていただいたり

 

長丁場になると近隣の席の方ともある意味一体感が生まれますね

 

それにしても

「飴ちゃんたべる?」 いうのは大阪のおばちゃんだけちゃうんですな?←似非関西弁ゴメンネ笑

 

 

そのお婆様は昔から「頻繁に」歌劇場に足を運んでいるのだとか


でも 今日は特別よね・・・・

長すぎるわ・・・

 

そんなことを仰って微笑んでいました

 

普段聴く音楽は

彼女もバッハだったりチャイコフスキーだったり・・・・ とのことで

音楽の趣味も近く

娘がバレエを愛していたのでチャイコフスキーは親子でよく聴いていたとかお伝えしたり

そこから 身の上話に発展して

でも音楽に毎日癒されていると

なんか 涙したり微笑んだり・・・大忙しの長くはない休憩時間

 

生まれ育った国も環境も違うけれど

共通の趣味って人と人を

心と心を近くするよな・・・と

改めて実感

 

 

携帯の灯りをつけながら

日本語訳を見続けるわけにはいかないので

賢い皆様は 予めプリントアウトしてゆくとか

完全にストーリーを覚えていくとかのほうが

より楽しめるんでしょうけれど・・・・

 

字幕見ながら

結局笑って 涙拭って(予習もろくにしていないので 泣く場面があったことにビックリ!)

 

 



結局今回のオペラで感じたのは


ワーグナースゲー! ウィーンのオペラスゲーっ! ってこと 随分ボキャ貧ですが笑


そして

同オペラ ニュルンベルグのマイスタージンガーからは

 

人生の悲しみや絶望があるからこそ

紡げる詩もある    のかな・・・・と


ちゃんと

学びを得た私を誉めて♡

 

お隣の婦人と感動のあまりハグと握手をして

お別れしました


あなたのこれからの音楽生活に幸あれ! と。


80代でオペラ座通える背景全てに

情景を抱くわ