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(偕楽園の梅 現在満開)

 

引き続き 実家滞在中。

 

実家の近所に ちょっと(いえ相当)変わったオバちゃんが住んでいる

どの程度変わっているのか?と言えば

 

ドラマではよく出てきそうだけれど 「普通そんな人いないよね?」 と

リアリティを感じない ・・・・・くらいの変わったオバちゃんだ

 

例えば

ゴミ集積場の清掃という体を装うことさえもなく

興味本位から他人の家のゴミを漁り

個人情報を得る


知能が働くタイプでもなさそうなので

その個人情報は ゴミから推察するその家のメニュー程度(ある意味カワイイ)

高度な(?)ところで 薬のゴミから健康状態、病名を調べる という感じ?

 

別段攻撃的でもなく

あまりにもヒマすぎて(孤独すぎて?)

エネルギーを消耗するベクトルを誤っているような

若しくは ある部分が成長せず 幼いままオバちゃんになってしまったような人だ

 

「うざい」 その一言に尽き

それ以上でもそれ以下でもない


まぁ 私のように<たまに>・・・・ご近所さんになる程度なら

それでも良いが

何十年もご近所付き合いをしている正真正銘ご近所さんは

うんざり・・・しているようだが

それでも 最低限のお付き合いをしているようなので

皆さん それなりにお優しい とは思う。

 

その人は私の同級生(幼馴染み)の母親でもあるので

会えば必ず挨拶をするのだが

その人の好奇心の先が 今は私に一極集中しているようだ(笑)

 

昨日の朝も人の家を訪問するには相応しくない早い時間に

わざわざ実家にやってきて

「うーちゃん 『また』帰ってきてるの?

どうしたの? 何があったの?」

こう聞いてきたらしい

 

父は決して無視はせぬが

相手にもしない(長年の付き合いでそこへ行きついたッポイ)スタンスで

「他人の家のことを あまり探るものではないよ」

と 優しく諭して帰したようだが

好奇心の塊の彼女のことだ

機会ある度に また我が家に探りを入れては

ご近所にあることないことを話して回るのだろう

(言われたご近所も実家同様に

適当にあしらうことを心得ているので

わが家は何を言われても 「またかい(呆)」 程度で済む)

 

妹曰く

「田舎にも普通そんな人はいないよ!」と笑う

 

ある意味変わりもんの私も

逆にそのおばちゃんに興味深々である

 

一旦フランスに帰ったはずの子(オバちゃんからみたら「子」の域)がまた何故舞い戻ってきたのだろう?

 

そこから彼女特有の想像(妄想)が加わり

その「理由」をどこに帰着させるのか?

楽しみでならない(笑)

 

 

あの子 旦那さんに三行半つきつけられたのかしら?

親御さんが どこか悪いのかしら?

あの子 お子さんを亡くしたから 頭がおかしくなっているのかしら?

(確かに私も頭がおかしいが アンタほどではない)

 

会えば挨拶を交わすし

私が出かけようとすると どこへ行くの?!と 必ず聞いてくる

 

彼女の良い(?)ところは

こちらの個人情報を聞いてくるのみならず

聞いてもいない個人情報を伝えてくるのだが

(いらんわい)

 

きっと次に会ったら

「なんでいるの?」 と聞いてくることだろう・・・・

 

その時 何て応えたら彼女の妄想を満足させられるのかしら? 

なんだかワクワクしてしまう(笑)

 

 

娘が亡くなったばかりの頃

そのオバちゃんが しきりに

「うーちゃん 大丈夫?」 

と聞いてきた

 

最初は大丈夫です ありがとうございます

 

そう応えていた私だけれど

あまりにも聞いてくるので

 

「私の周囲で1番私のことを理解できるのはオバちゃんだと思うよ?

一人っ子の親でしょう?

その大切な一人っ子が亡くなってしまったら

オバちゃんは 大丈夫でいられますか?」

 

ニコリともせず 彼女の目をまっすぐに見て

こう答えたら

さすがの彼女も言葉を失っていたのだが

 

子を亡くしたばかりとはいえ

あまりにもウィットに富んでおらず

つまらない回答をしたよなぁ・・・・・と後悔している

 

他者をやりこめた・・・・という後味の悪いざらついた気持ちを

少しの間引きずり

それは自分にとっても 正解 の答えではなかったのだ

 

相手の妄想をある程度満たして「あげて」

尚且つ 私が思い出して クスリ と笑える答え

それが 正解なんだと思う

 

 

ヒマな私は

ヒマな変わりもんのオバちゃんへの回答を

アレコレ想像しながら過ごす

 

・・・・ん・・・・

今日も 私の周囲は平和だ

 

呆れるくらい