ちょいと前の話

 

友人が日本から訪問されている親御さんを連れて

御挨拶に来てくださる・・・・・という

 

わざわざ別の街からやってくるというのだから

ろくなカフェさえない!田舎

どうぞ拙宅で簡単な昼食をご一緒しましょう♡ と連絡をした

 

予め

「何も手をかけません!」

宣言をした通り

私が用意したものは 加熱することなく

ほとんどが 皿に盛るだけの作業

 

「もてなす」 に値するか?と問われたら ビミョーだけれど

ま、よかろう・・・・・・と自分を甘やかし

並べただけ・・・・の品を何品か用意した

 

 

 

 

欧州ならではの美味なもの・・・・は用意したつもり

 

 

しかし!

 

待てど暮らせど客人がやってこない

 

 

おかしい・・・・?

 

相手に連絡を入れるも

反応もない・・・・・

 

 

 

そして ようやく客人と連絡がついた・・・・・ときに

ようやく知る・・・・・

 

 

「私 約束の日を1週間!!間違えておった・・・・・」ガーンあせる

 

 

 

 

やっちまったか!?

 

<又>やっちまったか!?

 

 

 

思い込みの激しい私は

時々やらかす

 

その都度

 

「確認は大事!」 とメモ 己を戒める

 

さすがに50余年生きていると

己のそういう性質を理解し

失敗しないような対策を講じる術も得て

大分長い事 このような失敗はしていなかった・・・・<はず>なのだが

 

娘が幼稚園生の頃 毎週月曜日は園側が簡単な御給食をつくってくれるので

弁当が要らない

水曜日は早帰りなので弁当は要らない

 

土日は休みだから

保護者は火、木、金に弁当を作ればよい! はずなのに

私は月曜や水曜にも間違って弁当をつくり持たせてしまったことが数多い(呆)

その逆 作らねばならぬ日に作らなかったことは幸いないのだが・・・・・

それは私の幼稚園時代のとある記憶が影響している

 

遠い遠い昔 50余歳の私が幼稚園生の頃

さぁ 楽しみな弁当の時間!

一緒のグループだったクミちゃんが

弁当箱を開けたら固まった後

大泣きをした

 

いつも女子の中で強くて

涙など見せたことのなかったクミちゃんが

次の瞬間声を出して泣き始めた

 

何より衝撃だったのは

クミちゃんの弁当箱の中が空っぽだった!

誰かが食べてしまったわけではなく

洗ったキレイな弁当箱だった

 

当時「も」お馬鹿で弱虫だった私は

クミちゃんに釣られて泣き出した

 

慌てて駆け寄った先生が

慰めながらクミちゃんを教室の外に連れ出し

少しして クミちゃんは

菓子パンを携えて帰ってきた

 

多分 クミちゃんの母ちゃんは

慌てん坊か余程忙しかったのか!?

娘に空っぽの弁当箱を過って持たせたのだろうが

 

当時 蓋を開けたら当たり前に入っているはずの弁当が

空っぽだったこと そして

涙など見せたことがなかったクミちゃんが

泣き崩れたこと

 

そんな<ありえない>ことが2つ目の前で重なった

当時の私は かなりショックだったらしく

そのシーンは今デモハッキリ覚えているほどだ(笑)

 

だから

子に空っぽの弁当箱を持たせるな!は

私の根底にあるらしく(笑)

必要な日に作り忘れることだけはなかった・・・・。

 

 

 

あ!もう1つ私の幼稚園時代の出来事を思い出した(笑)

 

 

私の通っていた幼稚園はキリスト教の園だった

毎年クリスマス時季に

キリスト様の生誕を祝う学芸会のようなものがあった

 

1つの学年がクラスをまたいで

3つのグループに分かれ

合奏、演劇、お遊戯を披露することになっていた

 

私は当時とても大人しく口数がほとんどない子だった

その上 とても病弱で 園を欠席しがちだった

 

久々に登園した日

クリスマス会の練習に

どこをどう間違えたのか!?

私は 自分は合奏グループで「鈴」をする担当だと<思い込み>

それから 何日も鈴片手にシレーっ練習に参加していた

 

 

・・・ら ある日

急に 演劇のグループの先生が

 

「うーちゃん! あなたは 劇ですよ!」

 

と 嫌がる私(いえ 大人しい子なので 心の中で抵抗しただけ)を無理やり

劇グループに連れて行った

 

「鈴は? 鈴は?」

 

 

心の中で叫ぶけれど

多分声は出してはいなかったのだと思う

 

 

当時 そんな言葉は知らなかっただろうけれど

「理不尽」に「釈然としない」状況を受け入れ

私が本来立っているべき(と思い込んでいた)場で

鈴を奏でている子達を恨めしく見ていたし

何日も「いる」か「いない」か先生方が把握しないような

目立たない子は 劇でもその他大勢だし

私なんて劇にいなくても

鈴をシレーっと奏でていても変わらないじゃん!? と

今「は」思う(笑)

 

 

話は大分逸れた

50年分も逸れた(笑)

 

 

たかだか 並べた<だけ> の用意だとしても

客人が来るとなると

日頃から家の中の美化は心がけているヒマ主婦ではあるが

前夜から家のスミズミまで

埃とりに余念がないし

当日の朝からの掃除機も何回かける!?な勢いで清掃に力を入れる

 

そして

同じ生ハムでもフロマージュでも

如何にポテンシャルを活かすか!?と

テーブルに並べる時間まで考えるわけで

 

それが己のせいだとしても 全て無駄だと知った瞬間

全身の力が抜けたね・・・・(笑) ←いや自分のせいだから!

 

 

 

そして 1週間後

 

 

 

デジャビュ感満載というか

ほぼコピー?! という内容のツマミをテーブルに並べる

 

 

 

 

ただ 初回(1枚目の写真) は白いテーブルクロスから

1回目は夏色の(ブルーやムラサキの多色使い)クロスに替え

写真にはないが テーブルの花はオレンジ色のバラから白いアジサイに・・・

違いを探せ!ゲームのように変化させている(笑)し

 

この日の前日スーパーにイチゴが無かったため

 

カプレーゼは

2種の桃(白桃 黄桃)とフランボワーズ、ブルーベリーのカプレーゼに変更してある

(この写真はキッチンの白テーブルにランチョン敷いて撮影した)

 

 

ま、完全手抜きではあるが

2週間がかり(だから自分が悪い)のおもてなしは

無事!?終了したのだった

 

 

 

人との約束は「確認が大事」 と

何年かぶりに心に刷り込んだ!