ここ見てるかな?

ポン・ヌフだよ・・・・・

 

ここまでは とある方向けの私信。

 


私は会ったこともない人

ネットというツールを通して知り合いになったり

すれ違ったり
顔を知らない 場合によっては素性も知らない

性別も知らない・・・・・ そんな人々からも

沢山の影響を受けて 今日の私が出来上がっていると自負してるし

日々の生活の中で そういう人たちに教えていただいたことを思い出したり

想ったりしている。

 

ああ これ 〇〇さん好きそう・・・・・ とか

〇〇さんが言ってたのは こういうことなのかな・・・・とか。

顔もわからない相手を思える これって 最早私の特技かな?と思ったりもして(笑)

 

 

・・・・てな感じで

この週末 所用でパリに出向いていたのだけれど

ぶらついていたら ポン・ヌフに出たので

「あ・・・・・」

私の中で ポン・ヌフ=〇〇・・・・・ という人がいて(笑)

今回もパチリしてみたのだ

 

 

 

相変わらず

パリは美しく汚い場所

 

どこを歩いても 必ず娘との思い出に突き当たり

しばし動けなくなる

 

愛おしくて憎らしい場所

 

 

とんでもなくダサくあか抜けなく猥雑で

だのに

 

 

花屋だけは期待を裏切らない・・・・・・・・(場合が多い)

 

 

 

2年前の今頃

娘の骨の一部(小匙2分の1程度の微量だが)を

ひっそり散骨(?)させてもらった早咲き種の桜(だよな?(笑))は

あのときのように 花開いていた

 

 

この花が 咲いて 散って

咲いて 散って・・・・・ を

何度繰り返せば

私は彼女に会えるのだろう?

 

そもそも 本当に再会はできるんだろうか?

 

会える・・・・・と思っていなければ

私は生きていることをさっさと放棄するわ・・・・・・。

 

生きることを選択したことへの褒美に

会える・・・・・と信じているのだから。

 

 

 

 

「(仕事なんだけれど) 一緒に来る?」

 

そう夫に問われ 迷わずに

「ん 行く!」 と応えるくせに

 

この街に私は泣きにくるようなものなのだ。

 

 

何かいいことないかな?

 

いい「もの」ないかな?

 

浮足立つくせに

すぐさま 浮遊した高さ以上の深さに落ちてゆくのだ

 

目まぐるしく昇降を繰り返し

結局疲れてしまって

何も目的(といっても 新居のための買い物なのだけれど)も果たせず

足を棒にしただけだった

 

 

でも 足を棒にするほど歩いても

もっと歩きたくなる

 

私はパリが 大嫌いで

でも 大好きなのだ

 

いつか ここで表現したけれど

かつて愛した悪い男(別に私は悪い男にひっかかった経験はないので

メタファーだが(笑))

 

こんなに嫌なところがある

あそこも ここも こういうところも 嫌!

 

でも・・・・・

でも・・・・・ アイツは こんなところもあるんだよね・・・・・

 

(演歌の花道のナレーションの声で再現しておくんなし)

 

 

 

ま、 落ち込んでも 泣いても 動けなくなっても

1人で過ごしていても

 

折角の都会(パリ)じゃ

 

んまい を喰らわないでどうする!?

 

 

空腹を抱え

マレ地区をうろついていたら

何やら洗練されたオサレなレストランを発見した。

 

入り口のメニューを見てみる。

 

 

・・・・・・見て見たら

 

 

・・・・・・・・・

 

「マジックマッシュルーム」 とあるではないか

 

最近 老眼の上に視力が急激に低下しているので

見間違えなのか?と

さらに目を凝らしてみるが

 

やはり「マジックマッシュルーム」とある。

 

へ?

 

私の記憶が定かなら

人気のイケメン俳優がうっかり(?)食べて大騒ぎした

アレのことだろう?

(料理名だったら笑えるが)

 

アレ・・・・・ なら

ヤバいものじゃないか?

 

こんなに堂々とメニューに載せるのだろうか?

 

普通なら 写真をパチリするところだけれど

何やらイケないものを見てしまった恐怖心が勝り(臆病者です)

その場をさっさと逃げた(何も悪いことしてないのに(笑))

 

さすがマレだ・・・・・・ (何で?)

アグレッシブな場所だ(そうなのか?)

 

結局 検索して点数の高い店の1つに

魚介の店があったので

「生牡蠣いっちゃう!?」 と

自分を誘って(あほか?)

好物の生牡蠣を食べにその店に入ることにする。

 

「1人で~す」

「カウンターなら空いてるけれどいい?」

「ハイ勿論(いえ カウンターで話しかけられると会話につまる程度の仏語力ですが・・・・・(呆)話しかけてくれないのであれば・・・・・)」

 

そして <<1人前>> の 魚介の盛り合わせをオーダーする。

 

 

そう。

1人前。

 

 

 

1人前なのに 多いじゃねーかっ!

 

 

店のオッサンお薦めのワインが

アタシの好きなサンセール産だったので

迷わずにソレをオーダーし

 

 

昼から1人で

魚介三昧 嗚呼幸せ・・・ を堪能したのだ

 

勿論 私が夢中でビュロ(巻貝)をほじほじしたり

生牡蠣の貝柱まで残さずに食べようと躍起になって

血眼になっているのを知ってか?知らずか?

店の人は余計なことばをかけてくることはなかったので

十分に堪能できたのだ

 

 

 

・・・・・・そうなんだ

 

気分変調型の自分に自分が持て余すのだけれど

それでも「んめ~」 があると

気分は持ち直せるのだが

 

そんな気分の立て直し方

痩せるわけあんめ~・・・・・・!?(呆)

 

2泊3日のパリ滞在で

6万歩!弱歩いたのだけれど(おかげで今日は足が腫れている)

その消費カロリー 意味ないから!?(笑)

 

 

歩けど 歩けど

喰らえば 痩せぬ

・・・・・・ あたりまえ・・・・・(笑)