【ちょっと前日記】
2025年9月21日(日) リッカさん 14才 中2
この間「1人でクラシックコンサートにも行ってみたい!」って書いたけどほんまに1人で行って来た~
場所は横浜山手にある岩崎博物館内の【ゲーテ座】ホール。
せっかくやから少し早めに行って博物館もちらり。

博物館は20分程度で見終わるぐらいのコンパクトさやけど、ミュシャのリトグラフとかガレの花瓶とかアールヌーボー調の展示があったり、<服装シルエットの変遷>が時代ごとに並べられてたり。
アンティーク好きにはたまらないっ
バッスルスタイルのドレスを着る時代に産まれたかったぁぁぁ。
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チケットのデザインからしてもうアールヌーボー。




- D.スカルラッティ:
・ソナタ ホ長調 L.21/K.162
・ソナタ ホ長調 L.23/K.380
・ソナタ ト長調 L.387/K.14 - W.A.モーツァルト:ピアノソナタ 第17番 変ロ長調 K.570
- G.フォーレ:
・舟 歌 第4番 変イ長調 Op.44
・即興曲 第2番 へ短調 Op.25 - C.ドビュッシー:『版画』
・パゴダ
・グラナダの夕暮れ
・雨の庭
曲で選んだから堀江真理子さんの事全然知らんかってんけど、すっごいチャーミングで私もこういう歳の取り方したいな~って思えるようなめっちゃめっちゃかわいい人やった。
で、演奏する前に曲や作曲家についてのトークがあったんやけど、最初の「D.スカルラッティ」のについてのトークで
イタリアに産まれたけれど、ポルトガルの王女様のピアノの先生に任命されてポルトガルへ渡るんですね。
そこで彼は王女のため500曲近い練習曲を作ったのだけれど、それがこのソナタなんです。
でも練習曲といいつつチェルニーのようなあんな単調なものとは全然違ってとても美しい旋律で、それでいて王女が様々な技巧を習得できるようにかなり考えて作られています。
日本ではあまり知名度は高くないけれど、初心者の方はスカルラッティのソナタで練習すればめきめき上達するのに!と思うぐらい本当に素晴らしい曲が沢山あるので是非聞いてください。
って言ってて、私的にぐっときたのがこの
「チェルニーのようなあんな単調なもの」
ってところ。
いや、基礎が大切なんはわかる!
わかるけどメロディーもへったくれもない単調な指の練習ばっかりさせられて私とっては苦痛でしかなかった。
だから「私、こんな先生に習いたかったなぁ…」とプロフィール見たら「安川加壽子、~、~各氏に師事」って書いてあってびっくり。
安川加壽子さんって私の習ってたピアノの先生の師匠やん
まぁ門下生いっぱいとってた超有名な人やからそりゃ被ってても全然おかしくないねんけど、堀江さんと私の先生は全然タイプが違うというか…。
私の先生は当時まだ若かったけどお洒落や遊びとは無縁の超真面目人間。
お化粧してるとことか見たことなかったし、
「基礎こそが全て!そしてクラシックしか認めない」
っていうピアノ一筋の人。
お母さんと二人三脚でがんばって音楽科の特待生を勝ち取った人やったからすごい人ではあるんやけど、「好きなゲームの曲とか、映画の綺麗な曲を弾けるようになりたいなぁ」というゆるーい志の私とは全然あわへんかったのよ。
家に教えに来てくれてたんやけど、
「こんなくだならい楽譜を買ってる暇があるなら基礎を練習しなさい!そんなんだからあなたはっ」
って大激怒されて楽譜捨てられそうになったり、腕や手をビシバシ叩かれたり…
先生に対して恐怖と憎しみしかなかったなぁ。
友達の習ってた先生は上手く弾けたらくまさんの花丸にかわいいシールまで貼ってあったりして、それがすごく羨ましくて一度先生にシール…ってお願いしたら「シールぅぅ?!」って鼻で笑われたわ
いつも〇のみよ。(すら描いてくれない)


こんなんしたら子供は余計ピアノ嫌いになるやんな~
先生に「私の先生(安川加壽子さん)の編集した楽譜だから」ってこの楽譜とか練習させられたけど

