「ごめん…俺、お前の事好きになった――っぽい」


僕の先輩にこう耳元で囁かれたのは、ついさっき。


なんで?何で僕の事を好きになったんだ?


こんな、僕の事を――男の僕の事を、好きになったんだ?





第一章




「先輩がそういうの言うって、珍しいですね」


僕は、先輩が本気で言ってるという事を分かっていてとぼけた。


冗談だと思ってると思わせたら、何か本当に冗談になりそうな気がしたからだ。


「ごめん、俺本気だから」


先輩が、コツコツと近付いてきて僕の首の後ろに腕をまわした。「好きだ――翔(しょう)」


「ごめんなさい、僕、その―」


「でも俺、本気だって言ったよな。どんな女子も好きになれないのに、最近はお前の事ばっかり見てる」


ぎゅっと抱きしめられて、翔はどうしていいのか分からなくなった。


頬にあたる、高島先輩の息が熱い。


「俺――どうしちゃったのか分からないけど、ヤバイ…んだ」


鼻の先で細まった、形のいい高島先輩の目が悲しそうに潤んだ。

初めまして。シロネコと申します。


ここでは主にBL小説の方を上げていきたいと思います♪



あ、私隠れ腐女子なので☆(?)


性描写や同性愛もあるので、苦手な方は回れ右。


これからよろしくお願いします。(*^ー^)ノ