岐阜県の岐阜市で夫が経営する縫製加工業と、妻が本巣市で経営する会社の両社が、中国籍の女性技能実習生計13人に計約1400万円を支払っていなかったということです。
経営不振で資金繰りが悪化し払えなかったということで、両社とも現在は従業員はおらず事実上倒産しているということです。
岐阜県は以前は縫製関係が盛んで仕事もたくさんありましたが、今は倒産するところが増え、外国人技能実習生に賃金を払っていなかったというニュースをよく聞きます。
ニュースになるのは会社が倒産した後か、今回のように事実上倒産のような状態になってからで、働いているうちはどこかに相談しようとしてもしづらい状態だと思われます。
縫製関係ではありませんが、数年前に岐阜市の印刷屋が2017年12月26日から2019年3月25日分の従業員5人の賃金1300万円を払わず会長80歳が書類送検された事件がありました。
こちらは外国人技能実習生ではなく、日本人の従業員への未払いだと思われますが、給料が毎月一部未払いになってももらえる前に辞めると、未払い分が永久にもらえないと思って我慢して働き続けたりしてしまうことがあります。
小さな会社だと日本人でも給料の遅れは、経営者に払って欲しいと言いづらいのに、外国人の方だともっと言いづらいと思います。
新型コロナの規制が少し緩くなって、外国人技能実習生の方の日本への入国が増えていくようですが、また同じような事件が起きないようにしないといけないですね。
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