ご訪問いただきありがとうございます。
前回からの続きです。
消化器内科の診察室に入ると、
若い先生が座っていた。
20代後半から30代前半くらいかな。
体調の記録ノートを見せながら、
現在の下痢の状況と、がん治療について
詳しく説明をした。
先生は私の話をよく聞いて
わからないところは質問をしてきた。
もちろん同じ病院なので、
先生は既に私のカルテをよく読んでいた。
私は恐る恐る、
今からどんな検査をするのか尋ねた。
🙎🏻♂️「まずは、腸のCTを撮りましょう。
カメラが必要なのかどうかを診断するために
腸を見させてくださいね。」
「CTですね。」ホッ
CTを撮って待合室で待っていると
しばらくして診察室に呼ばれた。
撮影された腸のCT画像を
パソコンにうつしだし、先生は説明を始めた。
🙎🏻♂️「これは大丈夫ですね。
大腸カメラも必要ありません。」
(結論早っ!)←心の声
「どうしてわかるのですか?」
先生はすぐにもう一つの画像を
私の腸の画像の横に並べて映し出し
説明を始めた。
🙎🏻♂️「比べてみるとわかりやすいのですが、
キイトルーダが中止になるケースは
この画像の様に、腸が浮腫んでいることが
多いのです。」
確かに私の腸の画像は、
スッキリとしている。
並べて比べてみると本当によくわかる。
「今回多くて一日6回の下痢がありました。
キイトルーダが中止になるような
基準はあるのでしょうか?」
先生は素早く、
下痢の回数とキイトルーダが中止になるケース
をまとめた図をパソコンに映し出して
説明を始めた。
🙎🏻♂️「この図が一番わかりやすいのですが、
一日6回以上の下痢が何日も続いた場合、
キイトルーダが原因であることを疑い、
CTや大腸カメラで検査をして、必要ならば
ステロイドを使用します。でもステロイドを
使用したからと言ってすぐに
キイトルーダの治療が中止になるもの
ではありません。」
今思えば、この図をプリントしていただいて
持って帰って来ればよかったのですが
その時は思いつきませんでした。
その図と先生のお話をまとめると、
中止になる可能性があるのは
一日6回以上の下痢が数日続いた時であり、
上記に当てはまっても、
即キイトルーダ中止になるわけではなく、
検査の結果次第ということ。
一日6回未満では検査をしても
中止になることはまずないということ。
ステロイドを使用したらキイトルーダ中止
というわけではなく、治療継続もあり得ること。
「わかりやすく説明していただいて
ありがとうございました。
キイトルーダが中止になるかならないかは、
私の寿命に関わることなので、安心しました。」
🙎🏻♂️「うん、そうだよね。安心して治療を続けて
ください。大丈夫ですよ、心配はいりません。
産婦人科の先生には
僕から説明しておきますね。」
あー、なんていい先生なんでしょう。🥲
パソコンを使いこなして
こちらの疑問にすぐ回答をくださる。
スピーディで的確、そして優しい。
特に青字のところ。
この医師はきっと患者の気持ちに
寄り添うことができる方なのでしょう。
今まで不安を煽るようなことばかり
言われてきた私は、心底、感動しました。
こんな先生が主治医の方もいるんだなぁと
なんだか羨ましくなりました。
え?こんな対応普通だよと思った
そこのあなた、
あなたはとても恵まれていますよ。
私も実はこれが私の期待する普通だと
思っているのですが、
現実はなかなかそうでもないので、
ため息😮💨が出ちゃうことも
あるんだなぁ。
これについては
またあらためて書きますね。
ご心配をおかけしましたが、
キイトルーダはなんとか継続です。✌️
🌀🌀🌀🌀🌀
台風10号が、当初の予定よりも
随分と西に動きましたね。
九州から上陸、列島縦断のようです。
九州のみなさーん、お気をつけてー!