その本の題名を見ると”Alice”とかかれていた。
パラパラとページをめくってみる。だか、目次と、最初の数ページしか書いてない。それ以外は白紙のままだった。目次もプロローグと第一章の題名までしか書いておらず、その下には第二章、第三章…etcとは書いてあるものの題名は書いていなかった。私は気になって、第一章の物語を読んでみることにした。
{第一章:幼い彼女}
彼女は体を起こした。いままで眠っていたのだ。自分の、この、状況が飲み込めずに。
幼い彼女は状況を整理しているうちに、頭の中がぐるぐるになって、気を失ってしまっていたのだ。
彼女は目覚めたばかりだったので、とても体が重かった。そして、瞼も。
なんとかして目を開けるとそこは、自分が気を失ってしまっていた場所だった。
彼女は逃げたかったのかもしれない。この場所から。 この、状況から。
幼い彼女はまた考えた。まだ、眠気がする頭を回転させ、考えた。でも、自分が置かれている状況はわからなかった。何故なら彼女はまだ幼いから。
とりあえず、いま自分にできることをしよう。そう思った彼女はこの場所を見渡してみた。彼女にわかるのは目の前にある自分の腰ぐらいのガラス製の机と、その上に置いてあるとても可愛いハート型をしている小瓶。そして、その奥にはネズミや小動物が入れるであろう小さな扉があることだけはわかった。だからと言って、彼女にわかることはない。
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ここから先は文字があやふやで読めなかった。これはどういうことだろう。この本の中の’彼女‘という存在の状況と、私が置かれている状況が似ている気がする。でも、この先はどうだろう?まだ読めないが、似ているとも言えなくなってくるだろう。だが、この本は今後何かに使えると思った私は、片手に本を持ち、この場所の捜索を再開した。
続く
毎度毎度文章が長くなってしまい、申し訳ありません。いつか、この小説の挿絵を描いて載せようと思います。
では!また次回に!
