認知症の症状の1つでもあるようですが
母は数年前から
片付けや掃除ができなくなりました。
自分の欲しいままに
洋服・バッグ・靴などを買うけれど
それらをしまうことができず
実家の2部屋に母のものが
山積みになっていました。
通販番組も大好きで
同じものを何個も買ってしまい
台所には、同じ種類の
お鍋セットやホットプレート、
健康食品やサプリや飲み物、等々が
開封されないまま放置されていました。
父の葬儀の際に、隊長と二人で
市のゴミ処理センターに何往復もして
それらの大量の荷物を捨てました。
私たちが実家を片付けるたびに
母:『それは捨てないで』
私:『いや、捨てる』
と、毎回大喧嘩でした。
荷物はなんとか片付きましたが
玄関に蜘蛛の巣が張っていたり
部屋の隅には埃が舞っていたり
掃除ができていないことは明らかでした。
そんな母に、ある日ダメ元で
『ヘルパーさんに掃除に来てもらう?』
と聞くと、意外にも
『そうねぇ。そうしようかしら。』
と言うではないの!
こうなったら、気が変わらないうちに!
と、即ケアマネSさんに連絡しました。
ケアマネSさんもすぐに動いてくれました
翌週には、ケアプランを作成し
ヘルパーさんの[事業所Ⓑ]と契約。
(契約と言っても、認知症なんだから
理解も判断もできないのに
本人が同意して契約しなくちゃいけない
という摩訶不思議な制度です)
現在、週に3日ヘルパーさんに来てもらい
掃除・洗濯をやってもらっています。
ヘルパーさんが体調も見てくれるので
本当に助かっています。
父が亡くなってからは
1日おきに実家に通っていたのが
今は、週に1〜2回実家に行き
買い物好きな母のお出掛けに付き合う
というパターンになりました。
おかげで数ヶ月続いていた
私の胃痛がなくなりました
相談員さんとケアマネSさんと3人で
『よかったねー!』
『これで突破口が開けたね!』
と大喜びしました
最終的な着地点がどこになるかは
まだわかりませんが
ゆくゆくは施設に入れることに
なるのだろうと思います。
まだ「介護」のスタート地点に立ったばかり。
この先の道のりには不安しかありませんが
たくさんの人の力を借りながら
なんとか前に進んでいきたいと思います