YOU、引っ越し前の最後の道場でした。
高3で部活を引退したときに
『今までありがとうございました』
と、館長先生にご挨拶をしたら、
『おまえ、道場辞めるのか？
そうじゃないなら
そんなこと言わなくていい。
受験が終わったら、また稽古に来い』
と言ってくださったので
今回も、あえてお別れは言わずいつも通り！
YOUは、
『今日は館長先生から面で一本とる！』
と宣言して稽古へ。
（この9年間で、館長先生から一本を
取ったのは、数えるくらいしかありません）
私も最初から最後まで稽古を
見学させてもらいまいました。
（うちの道場の親たちは
稽古を見学するのが慣例です）
YOUの剣道着姿も、
面をつける姿も、
打たれても『くそーっ！』
と向かっていく姿も、
しばらく見れなくなるんだ。
この光景をしっかりと心に留めておこう！
と思ったら、涙で視界がぼやけました。
最後のかかり稽古は
館長先生に相手をしてもらい
何本か惜しい打ちを入れていたけれど
納得のいかなかったYOUは
さらに20分間挑み続け
最後の最後にきれいな面を決めました。
（館長先生が打たせてくれたのかな
）
『うち（道場）は、
見込みのないヤツは入れない。
おまえは、小さい頃から
うちで剣道を叩き込んだから
どこに出しても恥ずかしくない』
と言っていただきました。
剣道に出会えて、この道場に出会えて
本当によかった。
これからも、まだまだお世話になりますが
とりあえず、一区切りです。
今までありがとうございました