お恥ずかしいことに、50歳過ぎの最近まで、自分の性格や人生の生きづらさを「親のせい」と思って過ごしてきてしまった。
客観的に、親として残念な人達だった、という認識は変えられないけれど、彼らの精一杯だったのだ、とも受け止めているし、何より「親」というたいへんな役割を、未熟なあの2人が頑張ってやったのだな、というところに感謝しなくてはと思う。
という自分が、本当に小さい人間に見えて、恥ずかしくなったことだよ。
話を聞くに、明らかに我が家と同じ「機能不全家庭」と思われるが、芸人たちの明るいこと。
笑って話しているけれど、虐待こそ話にあがらないものの、ヤングケアラーや貧困や親の恋愛や、しんどいことが多かったはず。
私は似た環境(しかし彼らより明らかに恵まれていると思う)で、親を恨んで生きてしまった。
けれど、彼らは文字通り「とにかく明るい」お笑い芸人という生き方を選んだ。
親を憎まない、親のせいにしない、しんどい状況を力に変える自分になった、とてもとても強い人達だと思う。
もちろんテレビに出さない面もあると思うけど、ここまでテレビで笑顔で自己開示できている点で、すでに何かを超えている。
素晴らしい企画。(ギャラクシー賞狙い?)
ひとり親家庭、機能不全家庭、の子ども達に勇気を与えていると思う。私のような過去の子ども達にも。
ちなみに、両親揃っていても、不仲だったり関係性が悪いと、ひとり親とかより、よっぽど悪影響だと思うけどね。
要は親として、1人の人間としての覚悟の問題じゃないかな。
高校の同級生に、世代としては当時は珍しい母子家庭の子がいて、めちゃくちゃしっかりしてた。
勉強もできて、「学費で負担をかけないように」って、防衛大学校に行ってた。
そういう同級生もいたのに、私は自分の苦しさで精一杯で、その捉え方を自分に置き換えられなかったな。
やっぱり弱かったな。って、その弱さも、未熟な親で愛情不足だったからだ、と帰結したくなる自分もいるけど。
物事はすべて、事実よりも自分の受け止め方だと思う。つまりは自分次第なのだ、ということか。
そのことに気づけたのは、50歳も過ぎて、人生を折り返してようやっとだ。恥ずかしい。
芸人達に比べて、あまりに弱かった。でも、やっぱり当時の私はそれが精一杯だったんだよ。自分なりには頑張ったんだよ。
でも、自分はこういう風に生きないとわからなかったんだから、しかたないな。
せめてこれから、「誰のせいにもしない」人生を生きるよう、またがんばろう。
そんなふうに思える番組でした。