ottoは、時々 気がむくと
仕事の帰り道で お花屋さんに立ち寄る
特に この花というこだわりもなく
その日の気分で、店先に並んでいるバラ売りのお花だったり
ブーケだったり.......
極めてセンスが良いというわけではないのだけど.......
お花を選んでいる時の彼を想像すると
愛おしくなる.......
結婚してからも たま〜に、デートの待ち合わせ場所と時間をを決めて
バラバラに家を出て デートごっこで お買い物をする
そんな時は、決まって 待ち合わせ時間よりも
だいぶ前に 待ち合わせの場所で、私を待つ otto
手には、小さなブーケを持って待ってます.......
以前、とあるデパートのパン屋さんの前で
待ち合わせをした時のこと
約束の時間より かなり早く待合場所に来ていた otto
大きななりをした ottoが 小さなブーケを
とても大事そうに両手で持って
私が来るのを 今か今かと待っていました
突然、下の方から声が、聞こえてきました......
ottoのところに小学生の１年〜２年くらいの男の子が 近寄ってきて
ottoに向かって大きな声で 話しかけています
「何してるのぉ〜？ どうしてお花を待っているの？ 誰を待っているの？」
興味津々な顔で、質問してきました........
ottoがあっけにとられていると
間髪入れず......
「そのお花、好きな人にあげるのぉ〜？」
ottoは、背が高いので、目線をその男の子のところまで下げ
「そうだよっ！！！ 好きな人にプレゼントするんだょ〜！！」
近くで、買い物をしていたお母さんが慌てて男の子に近寄り
「あなた、何 言ってるのぉ
〜！！ こっちにいらっしゃいっ！！」
と、妙な気を使って下さった...... らしい...... 笑
きっと、そのお母さんにしてみたら
いい年をした男性が、生死をかけたデートに臨む姿に見えたにちがいない.......wara
誕生日、ホワイドデー、結婚記念日、母の日、クリスマス..........
それ以外に何でもない日の花束は、ずっと 続く.......
多分、この先も ずっと......
