受講生の皆様、お疲れ様です。
何度も書いていたり講義で言っていたりすることですが、私は昔スポーツで生計をたてようとしておりました。
スポーツの世界では、「本番よりも負荷を強くする」ということがよく行われます。
例えば、マラソンでいえば酸素の薄い高地でトレーニングをしたり、マスクをつけて走ったり。
箱根駅伝では長くても1区間20キロ程度だと思いますが、そのためのトレーニングでは1日20キロ以上走っているはずです。
勉強においても、このようなことは有効になると思います。
科目別答練では20問程度の問題を1時間ちょっとで解きます。
そのための訓練として、例えば40問分の問題を2時間通しで解いてみる。
例えば、ミニテストは一回5問ですから、8回分でその程度になるでしょう。
これで、量に対して強い負荷をかけることが出来ます。これによって、集中力をもって解き切ることが出来るようになっていきます。
次に、内容に関して負荷をかけてみましょう。ここ数年分の5肢択一式の過去問を20問程度ピックアップし、一気に解いてみる。TACの受付でもらう過去問集です。
本試験では、1年で1〜2問程度合格者でも太刀打ち出来ない問題が出ます。何が言いたいかというと、科目別答練より内容が難しい。これを体験することにより、少々難しい問題が出ても免疫がつきます。
最後にプレッシャーの克服。案外、これが最後の関所となります。
普段、「間違えてもいいか」と思いながら解いていると、本番で「間違えられない」というプレッシャーのかかった場面でやらかします。
普段の勉強から、本番と同じ緊張間で取り組むことは難しいでしょうが、例えば寝る前にその日の学習した範囲の問題を5肢択一式3問分程度解いてみる。
3問分完全に正解したら寝ることが出来る。何処かで1肢でも間違えたら振り出しに戻って、そこから別の問題を3問分正解するまで寝ることが出来ない。
最後のほうは案外緊張します。たいてい疲れてますから。
その昔、私がゴルフを真剣にしていた頃の話し。
同じ場所から2度打って、悪い方を取る
ということをやったことがありました。ある方が提唱されていたので。一発目で良い所へ行っても、次に池に入れてしまえばそれを選択することになる。パターで球を転がして入っても、次も入れないと終わらない。
二発目の緊張感は半端なかったです。そして、全然終われませんでした。
あんまり負荷を掛け過ぎてもいけません。例えば、連続3問正解するまで寝ないということをやるときに、あまりマイナーテーマから問題をピックアップすると寝れません。なかなか帰ってこれなかった私のように。
今日の記事を参考にしつつ、今の自分にあった適正な負荷を検証し、日々レベルアップしていきましょう。
では今回はここまでとします。お疲れ様でした。