XELOX+アバスチン療法55クール目。
しろくま年度末進行と無茶苦茶人事に頭が痛い。
すでに診察から10日もたっているのに途中報告。
いや、更新がおろそかなのは、単に仕事に逃げているといえばそうだろう。
お金稼がなくっちゃ、というのは方便。
いろいろ、対策をというのも方便。
標準療法が歯が立たなくなったら、…いやいやまだまだいろんな方法が残されている。
と、調べれば調べるほど、耳障りの良い療法に逃げ込みたくなる。
体力を失ったり、標準療法の機会を逸したりいて、あとで後悔している人のなんと多いことか。今まさに「まだまだ手はある」などと奏効率100%みたいな気分で選択をしてはいまいか。
標準療法はもちろん現時点で最大多数に最大効率で効果をもたらすものだ。それは進める。
…今回第55回目のゼローダアバスチン療法、オキサリプラチン再開3回目となり、CTが次回ということもあり、進展なし。
CA19-9前回が31.3→36.2→38.8→43.1→48.3と急激な上昇、これは薬が効いてきたから逆に伸びたと考えるようにしていたが、今回は鈍りこそしたが49.3とやはり増加。初回のオキサリプラチンはMax量だったとはいえ2回目は激減した。
量が少ないのもあるが、やはり、効き目が落ちている。
まだ手はあるという過信は起こさず、それでも、ケトンはうちのケースでは効力を発揮した、と見える。
でなければ、ゼローダアバスチン療法の無増悪生存期間を4倍になど伸ばすことはできない。他の条件は同じだ。異常値が出たなら、違う条件が関与していると考えるのが筋。
とはいえ、たまたま偶然4倍に伸びたという指摘だって、あるだろうし。母集団が多ければそんな人もいるだろう。
(あとは、シガニーさんが並外れて体力があったというのもある、女性で180cm近く、体重も多少落ちても60㎏台をキープしているあたり、違う条件といえばそうだ。)
だが、私はケトンを信じる。
ケトンでいろいろと腑に落ちた新しい考え方が実践できているからここまでこれた。ならば、その新しい考え方をより一層深めることでさらに効き目を上げることもできるだろう。落とし穴も回避できるだろう。
機序が似ているということで、初回オキサリの時に試した、アルテスネイトをまた再開してみよう。
それ以外もケトンを強化する方法をまた検討してみよう。(ココナッツオイルもいいけど、乳化してあるココナッツミルクはなかなか上がる。)
100%の緩解などという耳障りの良いものを追わない。機序を理解して腹に落ちた納得の上で選択をする。
方法は進化する。方針はなにも、変わらない。