XELOX+アバスチン療法47クール目の1日目。

 

前々クールからそうですがずっとお留守。巡回もまばらなまま。

それというのも、シガニーさん体調があいかわらずすぐれない。前々クールではアレルギーが原因と思われる、皮膚の炎症、そしてウイルス性と思われる胃腸炎?気管支炎?が頻発していたが、そのせいかなんでか、前回のCTで腹水と肺に影が映ってしまう。

しかし、先生の読影ではどうもガンと違う感じがするし、そういった有害事象を報告すると、抗生物質をだして、もう一回CTを見ようということになった。

 

事実、診断に間に合わなかったものの血液検査の結果は、CRP(C反応性蛋白(炎症))がきわめて高く、通常計測限界の0.03程度、あるいはそれ以下なのに、1.75と50倍ぐらいに跳ね上がっており、強烈な炎症反応がでている。

しかし腫瘍マーカーのCA19-9は26.9→21.9と下がっている。

これは高値安定は気になるものの、まだ基準値内。そしてシガニーさんのがんはこのCA19-9が腫瘍の大きさとかなりリンクしており、この挙動からみてもCTに写った腹水はガンとは無関係っぽい。

 

これが、前回のあらすじ。

 

そして前回のクール中は、その抗生物質を飲んでその怪しいウイルスを倒しきって、っと思ったら、これが結構なダメージ。

下痢するし、腹は痛いし。いやいや、そうなのかウイルスは倒せているのだが、これは別口の痛みではないのか?

 

そして、アレルギーの検査を別口でやっておいた結果がくる。

疑わしかったナッツ、アボガドのアレルギーがないことが判明。

いよいよなんでこの腹痛が起きているのかわからないことに。

 

とにかく、体力が落ちている感はあるので、安静と体力(体重)の回復に努めた。

 

しかし、その間にも腹痛は起きる。アレルギー源でないとなったものの、その食品は摂っていない。

なにが原因かわからない腹痛が頻発するのはなんとも嫌な気分。

もし、同時に増悪していただけではないのか?

 

そんな、鬱々とした気分の中、会社の仕事もいろいろと立て込んで、今回のクールもブログを書くことができず、見て回ることもできなかった。

 

そして、お盆だというのにCT込みで通院。

 

正直、今回はかなり覚悟を決めて臨んだ。

この原因不明の腹痛は増悪ではないか、と。

 

私まで胃が痛い。仕事も手につかない。

 

とにかく、何らかの判断はなされるはずだ。

 

そして、今回のCTの結果だが、先生の読影によればやはりこれはガンではない。

肺の影は小さくなっている(無くなっていないという自覚は多少あり。咳はまだ出る。)

腹水もやはり小さくなっている。

 

CT上にはなんだか粒々したものが写っているのだが、それは前回も写っていたし、私の目から見ても明らかな粒々を見ながら、「腹膜播種は小さいとCTではうまく映らない」とまでいっているんだからそれは明らかに違うのだろう。

 

改善の方向であるが、どうにも腑に落ちない。

先生にアレルギーがなかったこと、抗生物質で下痢(これを申告しないと、もう一回抗生物質出すつもりだった模様)、今回も腹痛がある(胃カメラするかと聞かれたが、これは人間ドックが控えているといったら、じゃあそれで的な優先度で見送り)といろいろと聞いてみるが、結局よくわからない。結局、CT的には改善したということで、対症療法は終わり。

CTばかり連続するのもいろいろと体に負担があるので、2回後にCTということになった。

そのあと、届いた血液検査ではCRPは1.75→0.12と、まだ若干高いが落ち着いてきているし、CA19-9は21.9→25.0と、振れの範囲(としておこう)となった。

 

なんだか、気がかりではあるが、とりあえず今回も乗り越えた、ということにしよう。

これで、ついに手術より2年11ヶ月突破、4年生進級が見えてきた。

また、ゼローダアバスチン療法も2年10ヶ月突破。無増悪生存期間が9.26ヶ月のところ34ヶ月まで来た。

 

まだ、いける。ケトンはまだ効いている。

 

今回は怖かった。

 

 

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