さすがさすがのインラグーンさん、うちも播種なんでいろいろといい情報をいただいております。
いつもいつも冴えた情報をありがとうございます。
今回は「第4回ガン撲滅サミット」ですが、このポロッと情報が大変趣深いのでリブログさせていただきました。
③「光免疫治療」の進捗
国立がん研究センター東病院 病院長の大津敦医院長がセカンドオピニオンに参加されました。
頸部皮膚癌への治験は予定通り進んでおり、他の癌腫への展開に関する質問を受けられていました。
ポロっと発言は「レーザーが当てられる部位なら展開は早い」ですね。
具体的には子宮癌への適用の可能性を聞かれていたのですが、「子宮なら照射できるので早いでしょう」と言われていました。
これは他の臓器にも当てはまる事なので、今後の適用範囲の見極めになりますね。
子宮がいけるなら大腸もいけるはず。これは外からファイバーが入っていけて光をあてれればOKということ、だよね。
なら子宮も大腸も同じ。大腸のスコープは盲腸付近までは届く。
子宮も大腸も外壁突き破って腹腔まで行ったら光は届きにくいというのはあるかもしれないが、もう一息というところまで進んでいる感じ。
もっとも、頸部皮膚がんにしたって、加減が効かないと、がん細胞が栓というか蓋している物理的な構造を一気に破壊してしまい大出血という懸念があるので、まだまだ臨床で加減を見極めないとならないなとも。
でも、進んでる…んだよね。
近赤外線は数分の照射で良いですから、手術との組み合わせで、かなりの部位において可能性があると考えられます。
楽しみです。
とのインラグーンさんのコメントにも同意。うちはケトンとゼローダで今のところ、抑え込んでいるけど、この療法は期待している。東病院だし。
④有用性世界一の「WT1がんワクチン」
白血病検出を可能にしたWT1mRNAの発見者、大阪大学医学部の杉山治夫先生が貴重な講演をされました。
(中略)
1.「どんな治療も最終的には自分の免疫力次第で結果は別れる。」
抗癌剤や放射線だけではがんは撲滅できないという事ですね。
「故に、まず自分の免疫力を助ける為にWT1を投与しておき、その上で化学治療や放射線治療を行えば直せる可能性は高まる。」
標準治療が終わってしまってからWT1ワクチンを始めるのは間違いだと言う事ですね。
考え方を根本から改めて、最初から使って行く事が大切です。
何事もそうかと思います。
結局免疫力がへたってはどんな治療も奏功しないと。オプチーボだって、免疫抑制のかかっているブレーキを外せても肝心の免疫がへたへたに弱っていると効かないだろうし。
免疫は腸から。糖質制限したら食物繊維まで減らさないように、そして菌叢をあらさないような工夫は必要かと。
うちはミヤリサンとイヌリン、グアガム分解物を多少。
⑥新たな「再生医療」の発見
ノーベル賞級の発見をされたのは、東北大学大学院医学博士の出澤真理先生。
「Muse細胞」である。
(中略)
ポロっと発言は、
実はこの発見は成功ではなく、京都大学時代に「酒」を飲んでので大失敗のお陰でたまたま見つけたと言うエピソード暴露。
そこで明言
「失敗も成功も同じ。単に自分の思惑どうりにいけば成功であり、そうでなければ失敗と勝手に思っているだけ。何事もフラットに捉える事が肝要。」
大物感満載です。
これ、本筋と違うけど、一番感銘を受けた。
成功・失敗は自分の目的にかなうかという点だけで、どれも結果だよなと。
ほら、役に立てば醗酵、腐ったら腐敗というけど、全部菌の活動の結果なだけで、菌自体は誰に役に立つかどうかなんか知ったこっちゃない。自分の生活を営んでいるだけなんで。
がん細胞がそこでそうやって活動している意味をがんの立場で考えてやる、そして宿主の立場から最善の方法を考察することができる。
体を森と考えると、ガンは病の木。
ガンがなぜそこに彼の生活を営むかに至ったかを考えないと、何度でも出る。
単に病となる胞子が飛んできたとしても、基礎体力がある木は犯されない。
なにか巣食う原因が、日当たりが悪いとか、水はけが悪いとか、そういったものが背景にあることに気付かないと。
治療のおいてもそう。
強い薬は一部が枯れた森全体に火をはなつようなことにならないように、一方で感染力が強い病に侵された木を病ごととなると、やはり火(薬)を使わないとならないかもしれない。そんな時でも、ちゃんと風向きとか延焼を防止する算段をとるとか、考えてやらないと、森全身に火害が及ぶ。
また、焼きっぱなしでなく、植林したり肥料を入れたり、下枝をはらったり、といった地の力を強めてやらないと森(身)が次の施術や営々とこれから生きながらえることなどができなくなる。
それらはすべて小さい構成要件それぞれが最適化した「望んだ」結果なのでマクロの宿主が望んでいなくても達する必然でしかないのかもしれない。
宿主たる人間にできることはなにか。
自分の思惑はそうだが、ガンの思惑を知ることで対応できることもあるのではないか。