すいません、ちょっと前の記事(2016)ですがリブログさせていただきます。

ビタミンCは血糖値の測定値に影響を与えるということ。

リブログ元はMrs.GAGA女史。その元データはかのコータ君が高濃度ビタミンC点滴の折のもの。

はなしをちょっと戻すと、私は家内のシガニーさんのフェーズⅣの大腸がんと闘うため腸内免疫を落とさない糖質制限とメガビタミンを自己流でやっている。(そればかりでもないが。アルテスメイトとかシイタゲンとか、効果を相殺しないと思われるものは取り入れている。)

 

この高濃度ビタミンC点滴というのは、ブドウ糖とビタミンCは構造がそっくりだからがん細胞が間違えて喰っちまう(そもそもがん細胞は、ブドウ糖への嗜好性がかなり高い、ワールブルグ効果だっけか?もうそれしか食えないんじゃあないかという程に)ため、それを利用して、血糖値を下げた状態でビタミンCを高濃度にするもの。

がん細胞がブドウ糖よりたくさんの量のビタミンCを取り込むと

エネルギー源にならないわ

吐き出すにも糖のエネルギー源がいるわ

さらにはビタミンCがオキシダント効果(過酸化水素水?オキシドールだな、を生成)を発生させてダメージを食らうわ、

さらにさらに通常の細胞と違ってがん細胞にはこの過酸化水素水を中和する力がないわ。

というわけで、がん細胞だけにダメージを与えるというのがこの高濃度ビタミンC点滴療法。

VKT(ビタミンケトン点滴療法…だっけ)と一部でTKG(卵かけごはん)のように呼ばれていたりするあれ。

 

私がケトンに関心を持ったのもこのVKTを実施した先生のブログを見たためというのがあります。

こちら。

パラダイムシフト好きの外科医氏のパラダイムシフト好きの外科医のblog

奇跡が起きました。

の回。

 

このほかに同時並行的に読み進めた記事でケトン食に対する知見が連続して収束していったため、これは「なんか呼ばれている」との思いを強くして、今だシガニーさんの治療の自主的に行う部分にかなり大きな影響をあたえているわけで。

 

おっと、それた。

 

ならば、経口ビタミンCは大量に飲めばいいじゃん、と最初はおもっていた。

しかし、そうは問屋が卸さない。

 

経口ビタミンCは経口であるうちはたくさん飲んでも血中濃度は頭打ちになるのだ。

いろいろあるけど、今回のソースはここ。

「副作用のない癌治療・渋谷塚田クリニック(ビタミンC点滴)」(ということは塚田先生なのかな)の魂の成長に貢献できる医療を目指して!-副作用のないがん治療ビタミンC効果(癌うつの予防治療と健康増進)を最大にする飲み方-1回に飲む量は?

これによると60㎎までは100%だが、1000㎎で75%、2000㎎で44%とどんどん下がっていく。

 

なのではあるが、そんなに点滴うてないし、普段の心がけが大切というのがあるので、うちはメガドース(ビタミンCが飲みすぎると下痢をするので下痢をしない上限値を各人見つけて、それを適宜下回る量の大量のビタミンCをとるという方法)でやっている。

ビタミンCの体が受け付ける上限はその時の体の状態、感染症とかいろいろなビタミンCを消費するイベントの有無で変わるらしいから、これも適宜調節。

 

話がそれまくったが、がん細胞がブドウ糖を嗜好する以上、血糖値を下げるのが望ましい。人間の体にはがん細胞が利用できないが他の細胞(肝臓と赤血球他ちょっとあるので、血糖値は一定値以下にはならないが)ケトン体を生成してしのぐ機構が備わっており、それを意図的に使うのがケトン食療法ということ。そして、ケトン体の血中濃度とがんの増殖にはある程度の相関関係がみられる…かもしれない。(全ガン種ではないかもしれないし、全状況でもない。それは今まさにいろいろな研究者の方が追及している。)

 

まあ、というわけで、血糖値を把握することはケトン体濃度を把握することと表裏一体であるため、その正確な測定はがんに立ち向かう上で大切なわけで。

の、血糖値が正確でないのですよ。つまり。


そう、そんな気はしていた。

 

もちろん、コータ君は点滴なのでダイレクトに血中ビタミンCは上昇する(それが売りだし)がうちは経口、先ほど触れたとおり、血中のビタミンC濃度は上限がある。

 

経口の実験をした方のブログを見つけた。「ドクターシミズのひとりごと」(だから、ドクターシミズ氏かな)の

フリースタイルリブレを使った人体実験その7 ビタミンCを飲んでみた

これによると、他の影響が考えにくい状態でビタミンCを2000㎎とった状態では血糖値が2時間後に最大21上がったというもの。

2000㎎のビタミンCは44%の吸収率で、実質880㎎分

血糖値の単位はmg/dl、循環している血液の量は体重の約1/13といわれているので、体重60kgの人であれば60÷13≒4600g≒4.6L=46dl

よって、血中濃度は880/46=19.13mg/dl

 

結構近いんじゃね?

 

血中の最大値(瞬間的)を吸収率(マス的)と比較しているのはちょっとなんですが。

とりあえず、ビタミンC自体はブドウ糖のようにがん細胞が利用できないし、インスリンも分泌させないから、血糖値の値が見かけ上高くなっても特段問題はないのだが、血糖値を正確に把握するにはちょいと問題があるなと。

 

きっと、血糖値を測定しているビタミンCメガドースな人はいると思うし、ここに引っかかった奴(私)がいるので、念のため注意喚起を。

 

…なんか高いなと。

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