柿の木さんのブログ、このことを直前におもっていたんで、リブログさせていただきます。

 

私も、シガニーさんの大腸がん発見時には、その生存率を調べてみて愕然としたものでした。(当初卵巣がんⅢ期のつもりだったが、生検で大腸がんⅣ期bと、さらに過酷な判断に)


最近、改めて考えると、「5年生存した人の生存率は100%」という事実(あたりまえ)に気が付いた。


あたりまえ?いやいや、じゃあ4年11か月生存した人はあと1か月で当初の10%程度の生存率が適用されるのか?ちがうな。もうかなり100%に近いだろう。

4年10ヶ月は?

最終的に0アワーで10数%だとしても、1年サバイブしたら1年なり、2年サバイブしたら2年なりに、そのサバイブした恩恵というか統計的な変動があるのだろう。

漸近的に当初の5年時の生存率は伸びているのではないか、と。


あと、大腸がんⅣ期といっても、ガン種は同じではない(もしまったく同じ特性をもち、外的要因に影響されない、時限爆弾のような正確さがあるなら、2年程度のところで100から0へ急降下するはず。)

と、当時(まあ、最近もだが、)お世話になった、全がん協加盟施設の生存率共同調査 全がん協生存率ここであまり使わなかったファクターを入力するところがあるのを思い出した。


上記リンクを取扱説明を順に繰ってたどると、「くわしいデータ画面」を選択すると、さまざまなガン種、処置、フェーズなどを入力すると相対生存率が得られるといった優れもの。(データが古いのは、5年、10年後のデータを反映させるのだから当たり前といえば当たり前。)

条件は1997-2009、性別・年齢縛りなし、手術は開腹、化学療法あり、大腸(結腸)Ⅳ期、こんな感じで調べると5年生存率は18%程度。生存率50%になるのは2年。統計的には残された生存期間はあと2年である確率が高い、と言われたようなものだ。


冗談じゃない。


それから、いろいろと取り組んで今日に至ったわけだ。


話が横道にそれた。


そう、その、使わなかったファクター「診断から現在までの生存期間」を使う。

算出は面倒なんで、エクセルで

=today()から手術した日を引き算する

2016/10/220
2018/5/30585
585日たったわけだ。
この585日を入力する。(期間は10年生存率にする)
と、本来の算出基準日から5年生存率、すなわち現時点から3年5ヵ月後の生存率は、43%程度に、現時点から5年後の生存率も29%になる。


つまり、18%と言っといた生存率は、43%と、2倍以上にもなるのだ。


これは、当たり前のようで、当たり前でない。

状況が変わらないというなら、現時点から5年後の生存率は相変わらず18%のままだからだ。それが29%と、10ポイント程度も上昇するのだ。


まさに、

生き延びることが最大の治療効果だ。


もちろんそうはならないケースもあるだろうが、勇気づけられるデータと思わない?



みんな、ガッツだ!

 

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