XELOX+アバスチン療法15クール目1日目。は一昨日のことだが振り返り。

結論から言えば今回はCTもなく血液検査のみ、投薬はアバスチンの点滴と2週間5錠x2のゼローダと変更なしだったのだが、どうにも主治医Sの問いかけが気になる。

 

まず、本日は子ども達が、前回に引き続き夏休みだったものの、雨が強く、そして前前回の保険証忘れによる受付遅延が受診の遅れにはさほどつながらない経験から、シガニーさんバスによる先行・血液検査早番号取りをあきらめて、私と一緒に車で行くことになった。

 

8時発の8:20頃着、いつもより遅い採血だが、結果的に受診は9:40分くらいといつもと同じ位(これが9:00にいきなり呼ばれることがあるから困るのだが)、多分血液検査のデータはマーカー不着、白血球などバイタルのみだと思う。

まあ、呼ばれたのは9:40ぐらいだからいつも通りかなと。

 

診察開始で先生、いつもは

「(点滴が)行けます」とか、「大丈夫でしたよ」、とかなんだが、

今日は、

「(体調)大丈夫ですか?」と聞いてきた。

 

まず、ここが最初の違和感

先生の手元にはCTは前回の判断、そして腫瘍マーカーのデータ不着状態なので、増悪しているかどうかを判断するものはなく、(実際データが出た状態においても、今回もすべてのデータは基準値内)にもかかわらず。

 

XELOX+アバスチン療法は、今クール末で10か月3週となる。XELOX+アバスチン療法の無増悪生存期間の8.1か月を2か月半ほど上回る。この時点ですでに無増悪の人は25%程度。

そろそろゼロアバの効果だけと考えると、次の一手を考えたくなる。

 

20%になるのは12か月。

 

今いる25人があとひと月少々で5人減るということだ。

先生は、今の値やCTはさておき、そろそろ増悪を警戒しているようだ。

 

さらに違和感は続く。
今回はオキサリプラチンの再開を提案してきた。

 

オキサリプラチンはもう既に7回抜き状態。

前回はゼローダ・アバスチンでこのままいけるのではないかというニュアンスなことを先生もおっしゃったのに。そして変わっていないのに。

 

オキサリの副作用であるしびれの状況を聞いた来た。

まだ、あるということを主張したら、オキサリ再開案は引っ込んだが。

 

データ上は増悪の兆しがないのに、こういうことを聞いてくるということは、多分に、統計的なデータでは、見えなくてもいるのならたたける手札があるうちにたたいた方が、よい結果であるということなのかもしれないが、これは不安だ。

 

現状をいい状態にしても、統計に従い薬を、しかもあのオキサリプラチンを打たれかねないということが明らかになったのだ。

 

シガニーさんはオキサリプラチンが大嫌い(好きな奴はいないが特に)

前回、ゼローダとアバスチンでいけるのではないかという一言に喜んでいたのに。

 

無論、フェーズⅣbというのはそういうもので、このまま増悪しないで行けると考える方が甘いのだろう。

 

斃しきれない、そしていずれ耐性を付ける見えない癌細胞がいる以上、治療は決してやめるという方針ではなく、

いいところ休むという程度であると。

 

無理もない。

 

上記のことは決定打のない標準治療以上のことは考えに入れてない(入れない)以上はこう判断せざるを得ない。

こちらがケトン療法をやっているとは知らず、知っていてもその効果について何らエビデンスをもたない以上はなんらプラス的な要因とはとらえないだろう。

 

今回はオキサリ抜きだが、決して寛解にはなりえない腹膜播種の怖さを垣間見た感じがする。

 

とにかく、ゼロアバが効いている運のいい人というだけでは済まない状況になってきた。運がいい人でもそろそろ増悪するということで先生は動く可能性がある。

 

実際はすでにゼロアバの効果は押さえつけるに十分でないのだが、ケトンの力が主になっているのかもしれない。

 

でも、先生はそうは思わないし、私とてケトンの効き目ではなく、単に運のいい人だった場合、化学療法の対処を軽んじてタイミングを逸するのは避けたいと思う。

 

さてどうしたもんか。

 

とにかく、ケトンを出そう。

今はそれしかない。

 

嗚呼。

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