オキナワスズメウリの育て方を他のブログにて改定しました。
あわせてご覧下さい。
GWも後半に突入し、気温も安定してきた今、そうです!
スズメウリの種まきの適期、到来です!
※発芽適温は25℃と高めなので、関東以北で温室等を用いず、
露地で播かれる方はもう少し先がよいと思います。
ただ、あまり遅くなると結実に間に合わなくなることもありますので、
できれば保温・保湿ができる環境で早めに播いていただくと確実です。
シロクマの遅筆にしびれを来し、
もう播いてしまった皆さんにはごめんなさいm(__)m
今日は私のスズメウリ種まき方法をご紹介します!
種まき準備編 もご参考いただけると嬉しいです。
1.種まきの下準備は必要か
スズメウリの種子は硬実種子のため、種まき前に
種を水に浸したり、ヤスリで削ったりする方もいます。
私も以前は半日程度水に漬けてから種まきをしていました。
これは実に含まれていた発芽抑制物質をきれいに落とすという面がありますが、
あまりに長時間浸水させたままにするとかえって発芽が悪くなる傾向がありました。
また、種の先端部分を傷つけてしまうと発芽しませんでした。
こぼれ種でも、また、実のまま播いておいても結構発芽していることからも
私個人の見解としては、軽く洗うか、何もせずそのまま播いてもよいと考えています。
※寒冷地で上手に栽培されているででちゃんさんは半日~1日程度の浸水を推奨されています。
(↑冬にカチカチになった実を土に返しておいたもの)
2.種まき用土は何を用いるか
スズメウリは土を選ばず栽培できるため、園芸培養土であれば大丈夫ですが、
できれば種まき専用土をおススメします。発芽率が良くなります。
ただ、メーカーにより種まき土もいろいろですので、いろいろ試してみて下さい。
個人的には軽めのタキイの種まき培土が安定しているように感じています。
3.何に種まきするか
スズメウリは移植を嫌う植物です。根をいじられたり、土を落とされたりすると、
その後の生育に悪影響を与えることがあります。
そのため、育苗箱に箱播きするのはあまりおススメできません。
プランター等に直播きしても大丈夫ですが、
地温をできるだけ高く維持するという観点からは、
まずは黒のプラグトレー(124穴程度)に1粒ずつ、または、
黒のポリポット(2.5号 or 3号くらい)に2~3粒ずつ播くことをおススメします。
覆土は0.5mm~1cmくらいで薄く土をかけて下さい。
種まき後はたっぷりと水やりをして下さい。
4.発芽までの管理
日当たりの良い場所に置いて下さい。
発芽までは土を乾かさないよう適宜水やりをして下さい。腰水にはしません。
スズメウリは通常、発芽までに2~3週間程度とやや時間がかかります。
また個体差も大きく、それ以降に発芽することもありますので、しばらく様子をみてください。
保温・保湿していただくと発芽がよくなります。
ただし、この季節でも保温カバーの中はかなり温度が上昇します。
隙間をつくったり、適宜換気をするなどして、高温度になりすぎないように注意してください。
5.発芽初期のスズメウリ
種の殻はほとんどが自然に取れますが、一部なかなか取れないこともありますので、
そっと殻をとって葉を広げてあげて下さい。
発芽が揃ってきて、いくつか芽が出ている場合には、元気な1つを残して間引きしてください。
間引きは根を傷めないため、引き抜くのではなくハサミを用いた方がよいです。
スズメウリには害虫がほとんどおらず、病気もめったにありませんが、
幼苗の時期だけナメクジやダンゴムシによる食害があります。
こうなると枯れてしまうため、適宜駆除するか、規定量よりも若干薄めた薬剤にて防虫するとよいと思います。
次回は5月中旬~下旬頃に移植・定植編を予定しております。
ご不明な点等あればお気軽にご連絡下さい(^^)/